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2010年12月
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DBの第3正規形と、他の正規形

今日は、テストの返却と説明の後、第3正規形を説明し、他の正規形について紹介を行う。

第3正規形

データベースでは、すべての要素が原子値となるような、第1正規化。 非キーが、キーに従属するような第2正規化を行うが、 データベースとして扱いやすくするには、第3正規化が重要。

第1正規化 第2正規化

第3正規化では、第2正規形から、推移関数従属性を取り除いたもの。 推移関数従属とは、A→Bのような関数従属性があって、 さらにB→Cがあるような、A→B→Cのような関係。 これが推移従属があると、不整合がおこりやすい。

第3正規化

おまけ:BC正規形,第4,5正規形

この他にも、 さらに非キーからキーに関数従属性がある場合にそれを取り除く、 ボイスコッド正規形(BC正規化)。 「対称性のある多値従属性(キーを決めると複数データが該当)」を分解して得られる第4正規形や、 「元になるテーブルの結合従属性を維持して分解することにより得られる第5正規形などがある。

トップダウン設計・ボトムアップ設計

データベースの設計にあたって、実際の設計手順の説明を行う。

トップダウン設計では、対象業務を記述し、その中から名詞となっている実体を抽出する。 さらに動詞や形容詞のように記載されている関連を抽出する。 抽出した実体・関連では、あいまいであったり冗長であったりするので、整理したうえで、 その実体・関連をER図に表す。

ボトムアップ設計では、対象業務で実際に使われている入力帳票や結果の出力などを 見ながら、第1正規形を満たすように表を作っていく作業からおこなう。

トップダウン設計やボトムアップ設計で、 ER図や第一正規形を満たすような表が出来上がったら、 その属性の中で従属性を確認しながら、第2正規形・第3正規形へと整理していく。

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