昨年度より実施している専攻科における企業実務者を交えた特別講義ということで、 Jig.jp の福野氏による特別講義を実施。 OS と現在の業務に関係した講演をたのんでいたので、OS の必要性のあたりから、 携帯の OS を交えた話題となった。
講演要旨(共通化して扱うための『層』を作ればアプリ開発の利便性に)
- OS は操作性・開発の共通化のために重要。
- 携帯電話では、機種毎の違いを携帯のOSが吸収してるけど、 携帯はメーカーで Symbian,Linux,BREW…と様々あって、共通化プラットフォームが必要。
- しかし Javaの仮想マシン Java VM があり、プログラム開発が共通化された。 アプリケーションの視点からすれば、Java VM は OS としてとらえることもできる。
- しかし、Java環境も OS 毎でプロファイルを扱う"Java拡張ライブラリ"が、 DoJa,MIDP,etc…と違いがあり、共通化するプラットフォームが必要。
- Jig.jp では、JigletVM という環境により、Java拡張ライブラリを共通化している。 この視点では、Jiglet の視点では、JigletVM 配下すべてが OS の様なもの。 これにより、プログラム開発が容易になっている。
- 一方最近では、ユーザは携帯やPCと様々な環境を利用する。 しかし、データを各環境毎に持つのは不便。 ネットワークで共通化して利用できることが重要。 最近は Web 上にデータを持つ事で、スケジューラ等の利便性は、上がっている。 利用者の視点では、ネットワークによりデータが共通化されれば、 ネットワーク配下すべてが『OS+ネットワーク』で共通化されているとみなすこともできる。
- この中で Google や Amazon では、Web データを扱う API が公開され、 これらの情報をアプリケーションで自由に扱える時代になりつつある。
- これからは、様々な Web データを扱う API を共通化して扱える『何か』 を開発すれば…..
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