数学の先生より、本校で運用している Moodle サーバで、数学の表示や小テストのためのプラグインの STACK をインストールしてほしいとの要請があったので、インストールしてみた。
maxima,gnuplotなどのインストール
STACK は、数式表示に maxima 、グラフ表示に gnuplot を使うのでインストール
# aptitude install maxima # aptitude install gnuplot gnuplot-common
mathjaxのインストール
JavaScript で 数式表示をするための mathjax をインストール
# aptitude install libjs-mathjax fonts-mathjax-extras
プログラムは /usr/share/javascript/mathjax/ に保存されているので moodle から使えるように、ライブラリに登録
# cd /usr/share/moodle/lib # ln -sf /usr/share/javascript/mathjax .
STACKに必要なmoodleプラグインのインストール
“moodle stack”でググったサイトの情報では、zip で拾ってきて、解凍、リネームとか書いてあったけど面倒なので、他のやり方として git の説明があったので、そのまま git を実行
# cd /usr/share/moodle # git clone git://github.com/maths/ moodle-qbehaviour_dfexplicitvaildate.git question/behaviour/dfexplicitvaildate # git clone git://github.com/maths/ moodle-qbehaviour_dfcbmexplicitvaildate.git question/behaviour/dfcbmexplicitvaildate # git clone git://github.com/maths/ moodle-qbehaviour_adaptivemultipart.git question/behaviour/adaptivemultipart
一旦、管理者アカウントでログインし、管理ブロックから通知をクリックしてインストールを完了させる。
STACK本体のインストール
さらに、stack 本体をインストール
# git clone git://github.com/maths/quiz_stack.git mod/quiz/report/stack
管理ブロックから通知をクリックしてインストールを完了。
# git clone git://github.com/maths/moodle-qformat_stack.git question/format/stack
再び、管理ブロックから通知をクリックしてインストールを完了。
最後に動作確認で、無事数式やグラフが表示されていたので、大丈夫だろう。
遅すぎるのでCASのキャッシング
インストールの参考にしたサイトの記事では、数式やグラフ表示などで CAS を使うけど、大量の情報が残ってHDDを消費するとの記載が書いてあったので、キャッシングしない設定にしていた。しかし、遅すぎて使い物にならないのでは意味がないので、「データベースのキャッシュ」にしてみた。
当面、これで運用してみて、HDD が逼迫するようであれば、Moodle サーバはAzureサーバ上なので、HDD の設定を検討してみよう。