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2010年11月
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ビューテーブルとデータベース設計の導入説明

データベースのSQLの説明の最後としてビューテーブルを説明し、 次章のデータベース設計の導入として、ERモデルの説明を行う。

ビューテーブルと外部スキーマ

データベースでは、3階層スキーマアーキテクチャ(内部スキーマ・概念スキーマ・外部スキーマ) で扱う場合が多い。 特に、"CREATE VIEW … AS " は、概念スキーマから外部スキーマを構成する 時に使われる重要な機能。 "CREATE TABLE"で作られた実テーブルから、"CREATE VIEW"で作り出された ビューテーブルを 使うと、SQLを簡潔に表現できるようになったり、不要なカラムなどを隠蔽化してデータ保護を 実現できるようになる。 その一方で、VIEWを使うことで更新異常を発生する場合もある。

この他にも、GRANT文によるアクセス制限や、COMMIT/ROLLBACK文によるトランザクション処理の紹介を行う。

最後に、COBOLなどで使われる埋め込み型SQLの事例を、教科書例で簡単に紹介。

データベース設計の基礎

教科書の3章のデータベースの設計の導入部を説明する。

データベースでは、設計が悪いと、更新不整合が発生する。 (a)修正不整合(1項目修正が、全レコード修正が必要となる場合)、 (b)挿入不整合(項目の1つに追加があっても、他項目がそろわない) (c)削除不整合(1レコード削除で、関連する項目が消えてしまう)

データベース設計では、実体関連モデル(ERモデル:Entity-Relation model)が使われる。 実体とは、モデル化しようとする対象で独立した存在となれるもの。 実体が持つ色々な特性は属性と呼ばれる。 属性の取りうる値の集合を定義域、同一種類の実体の集まりを実体集合と呼ぶ。 関連とは、実体同士の相互関係をモデル化したもの。

実体関連図(ER図)では、実体を長方形、関連をひし形、属性を楕円で表現する。 属性で、キーとなるものには下線をつけて表す。

ER図で調べると、実際にはもっと細かい規定で表現が行われている。 参考:IDEF1X表記とIE表記

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