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技術屋のスラング(デモる、サチる、ホゲる)

プロコンの日程の説明をしていて、デモンストレーション審査の話の途中、 「プレゼン審査と並行して一般の人相手に デモっる …」と話すと、学生さんより『デモる』って造語使うんすか…とツッコミをもらう。

デモる

「デモ」はかなり日本語でも利用がある外来語だし、くだけて話す時には 「デモる」はよく聞くんじゃないかな…じっさい IME デモるって普通に変換したし…

サチる

私自身が学生の頃だと、おどろいた動詞化した技術用語だと、「サチる」だな… 制御信号などが収束安定した飽和状態になる saturate(飽和する) の意味で、 「この波形が サチってる この辺を….」と聞いたときは何のコッちゃと驚いた。 でも工学系だと普通の言葉だな。

ホゲる

この手の話を「O先生」と雑談してたら、「私、 ホゲる って言ったら学生に通じなくて困った」と 言っていた。さすがに私自身、普通の学生にホゲるは通じるとは思えない(^_^;

「ホゲ」とは、 プログラムでどうでもいい名前の説明で適当につける定番の名前 で、 欧米だと foo() , bar() , baz() を使うのが定番。日本だと「ほげほげ」から、 hoge() , fuga() , piyo()

Web でしらべると piyo() が出てきたけど、ほげほげ、ふがふがは、まああるけど、 3番目は piyo だったのか…. 使われだした時代を考えると「めぞん一刻」の音無響子エプロンが由来だろう…

を使う人がいる。んで、「適当な関数名をつけてそれなりにプログラム書いてね」の意味で、 使ってるんだけど、プログラマーなら初めて聞いてもそれなりに通じる動詞だな…

それってデフォでしょ…

私が驚いたのは、2chなどの普通の板で、「それってあたりまえでしょ」の意味で、 「それってデフォ…」を使っている人が多いこと。 default は、和製英語や外来語でも、そんなに日常会話に普及した単語ではないと思う。 プログラマーなら、switch-case 文の default 文で、それ以外全部てな意味だし、 よく使うし初耳のプログラマーの人でも意味は分かってくれる。 伝わらなけりゃほとんどの場合「素人プログラマー」と判断していいはず。 プログラマーの文化が 2ch を経由して広がった事例だと思う…

ぬるぽ

2ch のプログラマー文化が、一般に広がった有名な単語は、「ぬるぽ」だろうな。

char* str ;  // 大域変数だから0=NULLで初期化されている。
void main() {
scanf( "%s" , str ) ; // 実体を確保せず、文字ポインタを使うため
printf( "%s" ) ;      // 0番地へのデータ書き込み(NULL Pointer Assign)が発生
}

てなプログラムを書いて動かすと、C なら"NULL pointer assignment error"だし、 これと同じようなプログラムを Java で書けば、"NullPointerException" が発生する。 んで、2chのプログラマー質問コーナーに、 「"NULL pointer …" のエラーがでるけど、なぜ?」といった質問をする初心者プログラマー が多いため、そういう人をバカにするニュアンスだったり、 訳の分からない話が落ちない時の茶化す時に使ったりと、色んな意味で使われた。