リスト処理関連の補講
追試にて制御構造の理解の怪しい学生を含め任意参加の補講を実施。 合計6名参加。
昨日の追試問題にて、制御構造理解が怪しいので、プログラム応用の 補講と同じように、追試問題のフローチャート記述をさせてみる。 どの学生も、フローチャートを上から書いていく。 2重ループの内ループを カタマリとみなし ながら、 ブロック毎にフローを書く といったことができない。 構造化プログラミング といった話しをもっと授業中に話しておくべきか….
このあと簡単なリスト構造の理解ということで、短いプログラムを 示しながらイメージ図を描きながら説明。 ポインタのコピー を 『場所の情報をコピーする』 といったイメージでなく、 『コピー元の変数とコピー先の変数をポインタでつなぐ』 といったイメージに捉えているために、リンク関係を理解していない様子。
プレゼンテーション審査用の原稿指導
プレゼンテーション審査の時の原稿に記載して欲しいポイントを説明。
プログラム応用の補講
プログラムに自信の無い人4名参加で補講を実施する。 午前中の2時間という限られた中で、順序を考えるテーマを厳選する。
UL
- 2重forループの実行順序トレースが判っていない人もいる。 フローチャートとの対応の説明を行う。
- さらに局所変数と関数間の値の受渡しの説明。
- 配列処理が判らないというので、配列内の重複チェックを例に、 比較対象となる配列添字の変化を導き、ループにしていく手順を説明。
- 最後に、複合の理解度確認として、2つの配列間で最も数値が離れている 組み合わせを求めるプログラムを作成させる。 (2重ループの作成、ループ内の絶対値処理と、最大値処理の組み合わせの理解)
リスト構造の追試
情報構造論の成績不振者(70点未満)を対象とした、追試。 昨年度の前期期末試験問題3つ、今回の試験問題の改良版1つで出題。 予告はしていたので、最大70点で追試結果を90%で評価。
昨年度問題で、配列を使った集合処理を出題したが、2重forループの 動作順序を理解していない学生が多い。追試対象者の半数がNG。
追試の実施
前期期末で70点以下の学生さんを対象とした追試を実施する。 昨年度のテスト等をコピーして穴埋めのプログラム記述を中心に、 問題を作る。
多くの学生が80点を取るが、数名はなお成績が悪い。 明日午前は追試参加者(任意参加)対象の補講を実施予定。
試験返却とアンケート
追試の日程もあるので、 実験の時間を利用してプログラム応用の返却と解説、アンケートを実施。 追試の日程として、金曜日に計算機構成論・電磁気が重なるので、 対象者も少ないし9/28(Tue)PM1:00より実施とする。
テストを返却し解説をするが、相対/絶対PATHの説明として、 /usr/local/foo/../hoge.text なら、foo/../を切り詰めるといった説明を行う。 あんど、出題の中の標準エラー出力の説明の一部として、プロセスの返り値 の説明を追加。void main() {} は本当は×で、 int main() { return 0 ; } とか exit(1) といった扱いが○という説明を行う。
アンケート結果 65%
ポイントを見てみると 65% であった。以前が67%→72%→65%という変化からすると、 元に戻った感がある。内容を見ると、やや不満といった回答は少ないから、 満足すべき結果なのかもしれないが、満足感が減っているのには違いない。 FONT COLOR red # ちょっとショック….
「黒板が見やすかった」、「内容が理解できた」、「学生の理解度把握」 への評価が低い。黒板については、不満を聞いてみよう。 他の項目は補講などで対処が可能だろう。
試験返却と解説とアンケート
最終的な試験参加者は6名で、返却日に2名欠席のため4名でのアンケート。 (精度悪そう) テストの返却と用語解説などの問題をもう一度口頭で説明する。 レポートの採点基準を説明し、一部不具合のあるレポートの説明を行う。 受講者の意見では、情報以外だと基本的な関数などの説明も もっと詳しく説明して欲しいといった要望があった。 (してるつもりなんだがなぁ….)
アンケート結果 74%
ポイントとしては、精度に問題はあるものの 74% と好評であった。 教官説明・授業への準備状況 FN 準備については、意外と手抜きしてると思うのだが…. /FN ・教官の熱心さについては他にくらべ良かった。 半面、黒板などの評価が低いかも。字が小さかったのかなぁ….
実習報告会
実習報告会では、今年から『改善提案』というテーマが設けてあった。 しかし報告会で提案される『改善』は、 「お金かければできるけど…」 といった物ばかり。 説明する時間が無かったのかも知れないけど、 原因の分析や複数案の提案・比較・検討が無いので、 うすっぺらいものなのが残念である。 講評でも、情報構造論でも紹介した様に「トレードオフ」の関係にある状況下で、 「利点・欠点を比較しながら提案する」という能力を身に付けて欲しいようなことを 述べる。
サーバ落ちる。
出先でサーバより、Zombiプロセス警告やらプロセス数増加の警告が続いていたので Zaurus から ssh にて reboot を実行。しかし、数分待っても反応無し。 そのうちに学生さんよりサーバが落ちているとの報告。 私は成績データなども保管しているサーバだし成績締め切りも近い時節で冷や汗。 昨日はサーバで変な音もしてたし FN 後でMOが動いていただけということが判明 /FN CPUファン停止やHDD故障(ARAID99で大丈夫なはずだが)…が頭をめぐる。
早々にガッコに行き状態をチェック。 LILOでkernel-imageを解凍展開中に落ちている。 KNOPPIX CD で起動すると普通に動く。 どうも以前 apt-get update でカーネルのアップグレードがかかっていたが、 正常終了していなかったのをそのままにしていたのが悪かったみたい。
持ち歩いている名刺サイズの Debian NFS インストール CD(2.4系) を入れて、 ブート画面にて以下のコマンドで、HDD のイメージを使わないで起動。
boot: rescue root=/dev/hda1
あとは、/etc/lilo.conf を直し lilo -v でブート時のカーネルイメージを 修正し再起動であっさり復活。
カーネルのアップグレードは、よくよくチェックしよう。
特別学習期間・テスト返し
テストの返還と解説。トレードオフ関係の説明問題の説明に時間を割く。 配列のランダムアクセスとリストのシーケンシャルアクセスの 用語について追加説明を行う。 ついでに、ROMは『任意のアドレスを一定時間で読めるから、 Random Access Memory だ!』というネタを説明。
アンケート結果は、68%
授業の満足度調査のアンケート結果は、集計すると 68 ポイント。 前回の72〜73% に比べると、低下。 ちょっとショック。 学生の予習復習の比率が大きく落ちている点(総合ポイントに含めていない)と、 教官説明のポイント上昇、教官熱心さはキープ。試験難易度と内容理解が落ちている。
テスト時期の前倒しの影響で、演習時間やゆっくりとした説明時間が昨年度に 比べ減っている点も大きいと思う。しかし 前回のテストが思ったより良かった ための油断と、 システム設計演習の手伝いで『夏休みの補講』ができなかった点も大きいと反省。
70点未満を対象とした追試実施を伝える。日時は学生の調整に委ねる。 最大点は70点までとする。