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計算機システムガイダンス+歴史

専攻科1年の計算機システムの初回。 生産システム全員+環境システム1名で始まった。

計算機システムの授業などについて、シラバスを使って説明した後、 最初の授業として、コンピュータの歴史などを概説。

計算機の歴史

ENIACに始まり、演算素子の変化から、 第一世代(真空管)、第二世代(半導体)、 第三世代(IC)、第3.5世代(LSI)、第四世代(VLSI)との変遷を説明する。

次に学生自身が縁の深いということで、パソコンの歴史などを説明する。 電卓向けのi4004から、8bitコンピュータi8008が発生し、 パソコンの普及で、i8080(Z80を含む)、MC6800(6502,6809)などが 使われていく。

性能があがり、16bitコンピュータに移行する際には、i8086のIBM-AT機 向けに MS-DOS(Microsoft) が開発される。この際に機械語の命令互換性 を考慮したことから、この後、Intel のプロセッサが広く普及していく。 一方、モトローラの16bitコンピュータ68000は、命令互換性が低く、 売れ行きが伸びないながらも、Apple社のMacintoshに採用され、 GUIの操作性の良さから教育機関などでは普及が進んだ。 MacintoshのGUIの成功は、Microsoft社にも及び、Windows が開発される。

MacintoshやWindowsのGUIが普及すると、複数のアプリケーションを使う ことが当たり前となり、これまでのシングルユーザ・シングルタスクな OSでは不十分となり、マルチユーザ・マルチタスクなOSが必要となった。 これらのOSでは、他のアプリケーションの不具合の影響を受けないために、 メモリ保護機能などが重要となってきた。 GUIのために十分な処理速度とメモリ保護機能などを備える必要から、 32bitコンピュータが出てきた。

32bitコンピュータとして、Intelの80386やモトローラの68030などが 生まれるが、16bit移行時の市場を Intel が握っていた。 このため、WindowsとIntelの影響力が大きいことから、Wintelといった 言葉で揶揄されることも多かった。

32bitコンピュータの普及と共に、Windowsでは、シングルタスク・ シングルユーザのWindows/95などから、マルチタスク・マルチユーザな、 Windows NT/2000/Xp に移行していく。

一方、このWintelの市場の独占には、情報開示とサードパーティによる 競争が大きく影響している。16bitコンピュータでi8086が普及したのは、 IBMがAT機のハードウェアの情報を広く開示し、それにそってAT互換機が 開発され、大量生産による価格競争と性能競争がおこり、安価で高性能 なものが大量に作られたことが原因となっている。

16bitコンピュータが普及する頃には、インターネットの普及も進んだ。 特に、Windows/95 が普及に貢献している。 この一方、OS では、汎用機の高性能なマルチユーザマルチタスク機能の、 Multics を小型コンピュータに移植した unix が生まれている。 これらは、インターネットを支えるサーバなどで広く普及している。

そして、unix は 32bitのi80386で動くようにと、Linux が開発される。 特に、Linuxは、GNUライセンス(無償利用可、改良を加えたら必ず改良物も 公開)であったため、インターネットの普及とともに広く利用されるように なっている。最近では、Android 携帯に Linux が使われている。