データベースとSQL
データベースの説明で、最も中心的なSQLについて説明を行う。
SQLの基礎
データベースでは、記録されているデータの読み書きは、SQLという言語を用いる。 SQLでは、射影・結合・選択を表す処理で構成される。
SELECT S.業者番号 -- 必要とされるデータを抽出する射影 -- FROM S -- 複数のテーブルを組合せる結合 -- WHERE S.優良度 >= 20 ; -- 対象となるデータを選び出す選択 --
Sは、テーブル名であり、文脈上対象テーブルが明らかな場合、フィールド名の前の テーブルは省略可能である。
教科書ではいきなりSELECT文から説明が始まるけど、その前にテーブルってなに? といった疑問もあるだろうから、あらかじめ CREATE TABLE 文、DROP TABLE文、 INSERT VALUES文などを紹介する。
CREATE TABLE S ( -- Sはテーブル名 -- 業者番号 CHAR(5) , -- フィールド名の後ろに型を記載 -- 業者名 CHAR(20) , 優良度 INTEGER , 所在地 CHAR(20) ) ; INSERT TABLE S (業者番号,業者名,優良度,所在地) VALUES('S1' , 'ABC社' , 20 , '福井' ) ; DROP TABLE S ; -- テーブルSのデータを消す --
演習として、実験するために、 Web上でSQLを走らせる環境の使い方の説明を行う。 来週は、SQLのもう少し発展させた、集約関数や副クエリ文などを説明し、演習へ…