2EI工場見学で松浦機械を訪問
松浦機械さんでは、大型のNC機械の設計や製造している所を見学させて頂いた。さすがに世界的にも先端の機械を作っているだけあって、個人的にも興味深く見学となった。
興味深かったキーワードとして、物づくり・ものづくり・モノづくり。 高専では「ものづくり」をよく使うけど、松浦機械さんは 「精度のあるものを作るには、ソフトウェア (プログラムの意味もあるけど、品質工学的な人というソフトも含むのかな…) があって作れるもの…という意味で"モノづくり"と記載しています」 といった説明であった。 見学した大型機械をみても機械企業というイメージが強いけど、 実際にはそれを制御するためのソフトウェア開発が重要であり、 情報分野の採用も多いようでした。 また、品質工学を機械のためのソフトウェアにも積極的に取り入れている。 この際のキーワードが、1:10:100の原則。 設計段階のバグにかかるコストが1ならば、工場内でみつかるバグは10倍のコスト。 お客さんの所でバグが見つかれば、クレーム対応や信用問題も含め100倍のコストが かかる。だから、早い段階でバグを見つけるための体制が重要とのことであった。
あと、会社では英語力は大事。 でも技術的な話をするのは専門用語を並べれは、度胸と積極性でなんとかカバーできる。 しかし5時以降の英語力は、その後の外国のお客さん(あるいは現地スタッフ)との繋がりの為にはさらに大切とのことであった。(^_^;
2012年10月28日(第292回)
- 3年生の工場見学旅行について
- 遠足について
担当:前田勝(3EI)、西(教員)
SQLの説明その2と課題用資料
SQLの命令の説明 part2 と、残り時間は課題のための演習時間とする。
SQL説明2
SQLの説明の残りということで、WHERE節でかける特殊な条件や、 副問い合わせなどについて説明する。
値 IN 集合 例:SELECT S.業者名, S.所在 FROM S WHERE S.業者番号 IN (SELECT SG.業者番号 FROM SG WHERE SG.商品番号 = 'G2' AND SG.在庫量 >= 200) ; 文字列 LIKE パターン 例: SELECT S.業者名 FROM S WHERE S.業者名 LIKE 'AB%' ; ワイルドカード文字: % 任意の文字 , _ 1文字 値 BETWEEN 値 AND 値 例: SELECT G.価格 FROM G G.価格 BETWEEN 100 AND 200 ;
上記の IN の例に示すように、SQLの中の() に、別のSQL命令を記述できる。 この場合は、()の中のSQLを予め実行し、その結果の中に S.業者番号 が含まれれば、 WHERE節が成立する。このような処理が副問い合わせである。
実際には、もう少し複雑な"相関副問い合わせ"というものもあり、
SELECT G.商品名, G.色, G.価格 FROM G WHERE 'S4' IN (SELECT SG.業者名 FROM SG WHERE SG.商品番号 = G.商品番号 ) ;
上記の副問い合わせの中には、全体の問い合わせのテーブルGが含まれており、 このような副問い合わせでは、()の中を先に実行しておくことはできない。 このため、Gのテーブルについて1件づつG.商品番号を代入して()の中を実行し、 その結果で WHERE 'S4' IN (…) が成立するかチェックされる。 このような問い合わせは、相関副問い合わせと呼ばれる。
注意:この授業で使う実験環境は、SQLiteであり、相関副問い合わせは使えない。
課題用資料
2分木の応用/意思決定木
今日は、前回の演習時間も不足だと思われるので、前半に座学・後半演習とした。
意思決定木
雑誌の占いや性格判断みたいなページには、質問に対して"yes","no"の回答をしてもらって、 最終的にあなたの性格は!みたいなのがよく書かれている。こういうようなものは、
| 勉強好き? / \ もっと勉強? 部活好き? / \ / \ 大学 技術者 アスリート 心配!
意思決定木と呼ばれる。このデータ構造では、ノードに質問事項が書かれ、 木の末端のノードには、最終的な答えが記載される。 これをプログラムで表すならば、
struct DTree { char *mess ; struct DTree* yes ; struct DTree* no ; } ; struct DTree* dtcons( char* s , struct DTree* y , struct DTree* n ) { struct DTree* ret ; ret = (struct DTree*)malloc( sizeof( struct DTree ) ) ; if ( ret != NULL ) { ret->mess = s ; ret->yes = y ; ret->no = n ; } return ret ; } struct DTree* top = dtcons( "勉強好き?" , dtcons( "もっと勉強?" , dtcons( "大学" , NULL , NULL ) , dtcons( "技術者" , NULL , NULL ) ) , dtcons( "部活好き?" , dtcons( "アスリート" , NULL , NULL ) , dtcons( "心配..." , NULL , NULL ) ) ) ; void main() { char buff[ 100 ] ; struct DTree* p = top ; while( p->yes != NULL || p->no != NULL ) { printf( "%s" , p->mess ) ; scanf( "%s" , buff ) ; if ( strcmp( buff , "yes" ) == 0 ) p = p->yes ; else p = p->no ; } printf( "%s" , p->mess ) ; }
入試説明会
昨日は、入試説明会ということで福井のAOSSA会場で学科の説明を担当しました。他の学科の説明では慣れないのもあって、ちょいとカミカミでしたが、興味を持って頂けたのであれば、ぜひとも福井高専においでませ〜!!
moodleサーバのHUB故障
学内で動かしている、moodleサーバが動かないとのトラブル。
高専祭のイベントで、被災体験をするとのことで本館の電気を消して 一晩泊まってみるとの企画から、10/20 の夜に本館が停電となった。
10/21に通電して復旧したはずだったけど、どうも今朝も moodle サーバ が応答しない。お呼びがかかって確認するが、普通にサーバには login はできる。それなりのプロセスも起動している。
次のステップで、学内どうしの ping を確認すると、繋がらない。 ふとヤバイな…とHUBをみると、FAULTのオレンジ色ランプがついている。 確認ということで、お隣にある別サーバに ping を打っても反応せず。
ということで、HUB故障決定。余っていた5ポートHUBを接続し、動作確認 がとれ、無事復旧。
HUBの内部回路的に弱っていて停電が、トドメの一撃だったんだろうな….
2012年10月21日(第291回)
高専祭スペシャル!!
福井高専内のスタジオから生放送!
- 越前市中学ロボコン参加者の方のインタビューの様子
- 高専ロボコン東海北陸地区大会にお越しの方のインタビューの様子
- キャンパスリサーチ参加者の方のインタビューの様子
ゲスト:五味先生(機械工学科)、福井高専43期生 五十嵐様
担当:前田勝(3EI)、牧田(3EI)、松島(1C)、山野(1C)