先週説明した、ヒープ領域管理のオマケとして、 OSの主記憶管理についても、簡単に説明を加える。 主記憶管理でも、プロセスの起動・停止と共にメモリ領域の確保と解放が行われる。 OSでは、メモリ空間の断片化をしたら、大きなプロセスのための領域が使えないようでは、ダメ。 断片化の対策が必要かもしれないけど、 OSでは、論理アドレス・物理アドレス変換のための、メモリマップユニット(MMU)などが あるため、断片化対策はあまり重要ではない。
この後は、配列から固定領域は使いづらい点を紹介する。 しかし、最近の新しいプログラミング言語では、ハッシュ法などを用いて、keyから値を検索 してくれる連想配列が一般的になってきた。こういう言語では、配列サイズなども あまり気にする必要もなく、プログラムが記述できる。
この後に、単純リスト・循環リスト・双方向リスト・2分探索木・B木などの、 リスト構造の応用データについて改めて総括を行った。