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2010年12月
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データベースの論理設計・物理設計

データベースの設計の続きとして、 最初に先週説明が不完全であったボトムアップ設計の説明を追加する。 特にボトムアップ設計で、項目をレベルに分類し、データグループを作成・分離・統合 といった作業を説明する。

データベースの論理設計では、実際に出来上がったER図などから関係モデルに変換される。 しかし、実際には業務に応じて、処理のタイミング・処理の量・トラヒック、処理の要求条件 などを勘案しながら問題点を整理することを説明する。 テーブルの統合の検討として、複数のリレーションの直積(結合)をとりながらの 処理は、時間のかかる処理であったりするため、業務によっては統合が必要となったりする。 また、テーブルの分解の検討として、 同じリレーションへの処理の集中、特に更新作業が頻発する場合は、排他処理などが 発生し、データロックなどで処理が停滞する場合もあるため、必要に応じてテーブルの分解が 必要になるかもしれない。 インデックス情報の検討として、 参照の高速化ではインデックスファイルを用いたりする。しかしながら更新作業によっては、 インデックスファイルの更新の負荷が高まる場合もある。

データベースの物理設計では、実際にハードディスクの容量見積もり、メモリの容量見積もり、 ログファイルの見積もりなどが必要となる。 特にハードディスクの容量見積もりでは、PCTFREE(可変長データの増加による実体の移動を減らすためのデータ間のギャップ)や、PCTUSED(ページ内に空きが発生した時に他のレコードを収容するか?)に伴う、空き領域も勘案すべきである。

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