来週にテスト週を控え、あまり難しい部分に踏み込まないように…ということで、 先週のグラフィックスの続きを簡単に行い、後半はテスト勉強&質問タイムにて行う。
ラスタースキャン方式の昔では、テキストVRAM方式で、 表示位置に対応するメモリに文字コードを書き込むだけで、 画面に文字が表示できた。しかしながら、80×25といった指定された場所にしか表示できない。 コンピュータの性能があがって、グラフィックスを扱うのに十分な性能が出てきたころから、 グラフィックVRAMで、ドットに対応したメモリに、色の情報を書き込むことで、 ドットの色を決めることができる。
コンピュータグラフィックスの色は、基本はRGBの光の3原色(加色系)であり、 通常Red=0~255,Green=0~255,Blue=0~255で色が決まる。 HTMLでは、#の後ろに16進数2桁×3で、白="#FFFFFF"とか赤="#FF0000"とかで 表現される。 プリンタでは、絵の具の3原色をまぜても黒っぽくなるだけ。 このため、Cyan,Magenda,Yellow,blacK(CMYK)のインクを混ぜる(減色系)が使われる。
質問:typedef struct…のタグ名と型名
今回の授業では、情報処理技術者試験でtypedefを使った出題があったので、 説明をしたけど、タグ名と型名の違いで混乱している人からの質問。
typedef struct TAG { int x ; char n[10] ; } TYPE ; int main() { struct TAG x ; // OK struct+タグ名は型として振舞う TYPE y ; // OK typedefで定義した名前は型。 TAG z ; // NG C言語では、タグ名だけでは型として使えない。 // OK C++では、タグ名は型として振舞う。 x.x = 1 ; y.x = 2 ; z.x = 3 ; return 0 ; }