unix講習会6日目(daemonの起動)
最終的には、サーバの動かし方を理解するのが目標みたいなので、 今日はdaemonの起動スタイルについて説明する。 ネットワーク系のデーモンでは、inetd を使った起動と、 各ソフトがそれぞれ起動する方式の2つがあることを説明。 inetd の説明のために、簡単に TCP/IP では、32bitの固有番号があって、 IPアドレス・サブネットマスク・ゲートウェイの設定が重要であることを紹介しておく。
デーモンの起動では、サーバの使い方によって起動したいソフトが違うため、 ランレベルという考え方があることを説明、S,0,1,2,3,4,5,6があり、Ubuntu の CDブート環境では、2であった。 ランレベル毎に、/etc/rcランレベル.d/ というディレクトリがあり、 この中に起動するソフトの情報が書かれている。 実体は、/etc/init.d/ に保存され、1ファイル1アプリケーションの構成となっている。 /etc/rc*.d/ のファイルは、そのランレベルに変更になるときに、 "/etc/rc*.d/ファイル名 start" と呼び出され、ここで必要なデーモンを起動する。 ランレベルを抜けるときには、"/etc/rc*.d/ファイル名 stop" が呼び出され、不要なデーモンを停止する。