unix講習会5日目(Ubuntu CDブートを使いながら)
UbuntuのCDブート環境を立ち上げて、色々と説明を行う。 GNOME/KDE/X11 などの話や、日本語環境anthyなどの操作説明。 GNOMEでは、gdmログインマネージャ、metacityウィンドウマネージャ、nautilusファイルマネージャ といったものが協力して動いていることなど。
また、Ubuntuの管理者作業として、 aptitude のupdate/install/safe-upgrade, (dpkg,apt)などを説明。 管理者モードになるときには、sudo などを使うことなども説明。
また、インストールを行う際の知識として、/dev/sda といったデバイス名や、 パーティションの分け方、FAT/NTFS/ext3/swapといったファイルシステムの説明も行った。 んで、説明の後、学生さんはUSBブート環境を作っているみたい。
2010年3月28日(第157回)
ustreamを使った収録でお送りしました。
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unix講習会4日目(Shell Script)
Linux講習会の希望から始めた、unix講習会。 学生さんは、Linux のデスクトップの使い方を思ってたかもしれないのに、 延々とCUIコンソールのみで説明しているけど、 基本機能の説明はそろそろ終了かな。
CUIコンソールでのUnixの使い方の最後として、今日はShell Script を説明する。
Shell Script
まず、Shell での変数の説明で、A="hoge" ; echo "$A" といった代入、参照と、 環境変数が親プロセス子プロセスでコピーされることなどを紹介。 ダブルクオート、シングルクオート、バッククオートといった説明と、 プログラム起動時のコマンドライン引数の取り扱い(int argc , char** argv)の説明を行う。
Shell起動の説明として、スクリプトファイル先頭の"#!/bin/bash"の説明、 "chmod 755"などの説明をしてから、実際のスクリプトを動かしてみる。
for in do done , if test then else fi , case in esac といった制御構文を解説する。
FEREC用WiFiアクセスポイント追加
電子情報で気軽に利用できるWiFiのアクセスポイントとして、 FERECを利用しているが、4Fでの利用者より「電波が弱い…」 との意見から、アクセスポイントを追加した。FEREC配下の HUBのクチが不足したため、HUBを追加したり4F<=>3Fの ネットワーク接続のケーブル接続などの変更を行うなどの作業を行った。
unix講習会3日目(プロセスとパイプ)
プロセスとパイプの概念を分かってもらうための説明を行う。
最初に、昨日のパーミッションの説明を踏まえ、/etc/passwd , /etc/group などで、 UserID,GroupIDといった概念を説明する。 次にプロセスの説明として、ps , kill コマンドの使い方を示し、ProcessIDや システム管理者(root)などの考え方を理解してもらう。
次に、パイプの概念を分かってもらうために、while-getchar-putchar-toupper の大文字変換の プログラムを示して、出力リダイレクト・入力リダイレクトを説明する。 最後にパイプの概念を説明して、 簡単なプログラムを組み合わせて処理を書くことができることの 説明をする。
パイプの便利さと、マルチタスクとシングルタスクの違いを説明するために、 iPhoneアプリを例にとって説明をする。 iPhoneアプリはシングルタスクOSだから、パイプを使ったプログラムは書けない、 だからこそ1つのプログラムで全機能を実装しなくちゃいけない。 プログラムの切り替え要求がくると、「プログラムは遺言を残して死ね」、 プログラムの再起動の時には、「遺言を読んで生き返れ」といった処理が行われる…といった 処理が行われることを説明する。
まあ、マルチタスクだって、遺言を残す場所が主記憶なだけでタイムスライス毎に、 ちょっぴり死んでいて…という言い方もできるけど..
unix講習会2日目(パーミッションとエディタ)
昨日より始まったunix講習会の2日目。 最初に、昨日説明をしなかった、ワイルドカードの説明のあと、 ファイルパーミッションの説明。(chmod,chownなど) 途中で通常ユーザだと、「"chmod 他人 自分のファイル"ができないのはなぜ?」 といった説明を考えてもらいながら、解説。
unixではコンピュータを複数で使うのが当たり前、だからセキュリティに厳しい。 Windowsはほとんど1人で、管理者の区別が甘いことを話しながら解説。 こういう違いを話さないと、unixって面倒なだけ…と思われるだけになりそう。 話を質問する際ににも、 「性善説で考えたらダメ、性悪説でひねくれて悪さする視点で 考えなきゃセキュリティは理解できない…」と言いながらの解説。
unixでのエディタvi,emacs
エディタの説明をするけど、普通にvi,emacs を説明しても、 「めんどう・へんたい!」という意見しかでないだろうから、 管理者権限でファイル触るには、GUI を他人(管理者)に使わせるのは危険でしょ… だからCUIだけでエディタ使わないといけないから、GUIなエディタは使えないことが多いから… と解説をしてからのエディタ講座。
といっても、カーソル移動と削除・終了程度しか説明してないけど…
(( vi )) : このリンク先、markやcommand+移動の説明もあって、なかなかGood!! ←h, ↓j , ↑k , →l 入力: iテキスト 1文字消し: x 単語消し: dw 終了: :wq (( emacs )) : クイックリファレンスのみ、emacs-lispの話もしたいけど我慢... ←C-B, ↓C-N , ↑C-P , →C-F 1文字消し: C-D 保存: C-x C-S 終了: C-x C-C
新編入生へのガイダンス
あたらしく4年に編入してくるK君が、入学手続きに来たので、 ガイダンスを行う。4年のインターンシップや体育祭などのイベントや、 5年になっての進路などの注意点を説明した。 高校からの編入だと色々とシステムも違うし、戸惑わずにがんばってほしい。
ちょうど、体育祭の応援の練習で新4年の人が何人かいたので、軽く紹介。 いきなりで大変なんだけど、 早々にクラスに溶け込んで協力しあえるようになってほしいなぁ…
授業アンケート2009年度版…スコア落ちた…!?
恒例となった授業アンケートの結果。 全体的なスコアでは、落ち気味かなぁ…ちょっとテンション↓↓↓
プログラミング応用
昨年度72ポイントだから、ちょっぴり上がったかな。 担任クラスだし、ひどいスコアだと落ち込みそうだけど、ひとまず安心。 試験、感心・興味、内容理解などのスコアが向上している様子。 だけど、試験が甘くなったという裏返しでないことを祈ろう…
情報構造論
4年相手で、本格的プログラミングが始まったという点で、興味深い内容を交えているつもり だけど、ポイントが、79ポイントから72ポイントに落ちている。 いつもの「ここだけか?」という熱心さのポイントも低いなぁ…シクシク…
データベース
初めて担当する科目で、どうなるかと思ったけど、over 80 の良いスコアであった。 ただし回答サンプリング数が少なめだし、最後まで選択科目を受講してくれた人は、 マジメな人が多い。だからポイントは本来高めにつくのが普通だし、うぬぼれてはいけない…
計算機システム
計算機システムは、前半私+後半青山先生で、評価がむずかしいな…
オブジェクト指向プログラミング
これも、選択科目でポイントは高めに出る科目かな… 予習復習の欄がポイント低めか…配布資料形式だし予習はきついよな…。 意見の欄には、他学科学生と思われるが受講前のプログラミング知識がかなり必要とされる点への指摘があった。 かといって、1回目のガイダンスでは、プログラム詳しくないとつらい科目だよと、宣言はしてるけど…
unix講習会
IT研究会の人たちから、「Linux講習会を…」との要望で午前中2時間ほどの講習会を、 2週ほど実施する予定。
1日目ということで、OSの歴史・Unix歴史、ディストリビューションの違いなどから始め、 KISSの原則・車輪の再開発などの話から、CUIなどの重要性を説明する。
1日目は説明主体で、実習的なことはあまりできなかったけど、 cat,ls,rm,pwd,絶対PATH,相対PATHなどの入り口と、 パーミッションについて解説。
2010年3月21日(第156回)
- メールテーマ:雨の日のすごし方
- 英語の囃子 第29回 吉田三先生、宮本先生、電子情報4年丸山さん
留学生インタビュー
eng100321.mp3