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『被災者の役に立ちたいと考えている優しい若者たちへ…』

学生ボランティアを希望する人の話も出てくる中、 希望者がいるということで学校に確認をしたら、『課外活動申請』が必要なこと、 『個人で動かずボランティアセンターなどに入って安全に…』ということであった。

この中で、Webの記事で 『被災者の役に立ちたいと考えている優しい若者たちへ~僕の浅はかな経験談~』 という記事を見つける。 ここで担任の物理教師のアドバイスが、的を射ている。

かといって、手伝わなければ…という思いも大切。 なかなか世の中難しい…

地震で春休み学生の安否確認

東北の地震にて、春休みにて関東など遊びに出ている学生さんがいるかもということで、 学校より担任クラスの安否確認の要請が出た。 ということで、緊急連絡システムにて4年および、5年担任N先生(東京出張中)の許可をもらい、 管理者権限で5年クラスに安否確認をだす。(3年はA先生に連絡がとれて別途お願い)

30分ほど待つと、ほぼ2/3は利用者確認機能で大丈夫っぽい。 んで、残りは直接電話してみる。朝だしまだ寝ているのか、だれも出てくれへん… それに「電話が込み入っているので…」ということで、繋がらないひともチラホラ。 もうそろそろ2回目の電話をしてみるか…

ちなみに、主任A先生&5EI-N先生は、コンテスト引率で数人の学生さんといっしょに東京…。 電話したら、 後ろで駅の案内放送がでかい音で鳴っていた。 早々に東京を離れるべく動いてるとは言ってたけど…

緊急措置もいろいろ

インターネットも、今回のトラブルに合わせて、通常じゃありえない緊急措置が色々ととられている。

  • ソフトバンクWiFiがAP無料開放
  • TBSがNHKニュースをustream&@NHK_PRがustをRetweet

緊急連絡システムの組織間連携分析

丹南地区向けの緊急連絡システムでは、同胞通信で受信した記事をそのまま自組織向けに 再送が簡単にできる機能を設けている。 越前市や鯖江市ではこの機能を利用し、市役所が各学校長向けに安全防災情報を送り、 学校長が保護者にすぐに通知すべきと判断すると、記事が再配信される。 これ以外にも近隣の学校での害獣などの情報を自校向けに再配信といった使われ方もしている。

そこで、各組織間でどういった記事が再配信されるのか分析を行った。 再配信の際には、各学校で若干の編集を加えて配信する場合も多いため、 各記事の内容を単語分割し、最大マッチした単語数で記事の一致性を数値化し、 一定値以上の類似記事とみなされた件数と発生時期をグラフ化した。

ただし配信テストのような記事は、あらかじめ除外した。

他組織へ転送された内容

他組織で再配信された記事の分類結果をしたグラフを以下に示す。 不審者や害獣に関する情報は、市全域で安全を共有する観点で、70%が再配信 されている。 訃報は、転属が多い学校において学校関係者間の連絡として使われているものである。

面白い特徴発見! 不審者や害獣情報は組織間で転送されている頻度が高い。 しかしながら前分析で第3位の利用頻度であった感染に関係する情報は、 転送される頻度が不審者・害獣情報に比べて極めて少ない。

感染の情報は、保護者向けには学校の状況を伝えるために高頻度で利用されているが、 じわじわと拡大していくために時間的な緊急性が低くく、 他組織に転送する必要性が低いと認識されていると思われる。

他組織への転送の頻度

記事が他組織で再配信された時期と、再配信された組織数で時系列に示したグラフを 以下に示す。 害獣や感染に関係する情報は季節性が予想されたが、不審者情報も含めると、 時期との関連性は顕著にあらわれていない様に思われる。

2010/12/15追記: 上の分析では、あまり状況が解らなかったので、記事の種類に応じてマーカーを 色分けしてみた。 これを見てみると、害獣ネタの季節性が見えてきた。 また、不審者に関する情報は、2010年度は減ってきていることが解る。 その反面、平和だからこそなのかもしれないけど、学校の先生間の訃報の連絡 の頻度が高まっているようである。 また、2009年度は新型インフルエンザの影響で、広く配信された記事が見受けられる。 このほかにも、2006年の福井豪雨や害獣の情報が広く配信されたことが分かる。

緊急連絡システムの利用分析

丹南地区で利用してもらっている、緊急連絡システムも、 LOGを見るともう運用が5年。成果としてまとめる意味もかねて、 利用状況を分析中。

利用推移

まずは利用状況として、学校からの発信件数と、その記事が送られた利用者数をかけた発信者数が、この5年間にどのように推移したかをグラフ化してみた。 これから、利用開始年秋の不審者と豪雨、および昨年秋の新型インフルエンザ+熊の時期に 大量のメールが送られていることが分かる。

内容別分析

次に、どういった内容の記事が利用者に送られているのか確認してみた。 記事の中に状況が分かるようなキーワードを決めて分類を行った。 この結果、記事の36%が不審者に関連する情報であった。 また近年の山村付近での熊などの害獣への注意を呼びかけるものが14%をしめた。

利用グラフ中の訃報やその他については、学校運営上の連絡や学校行事の連絡での 利用であり、23%ほどを占める。 実際、時系列のグラフでも、5月や9月には学校行事に伴い発信件数が他の月に比べて増えている。

発信件数別で最も多いテストとは、実際の保護者にメールが届くのか、操作方法に間違いがないのか確認のための利用である。

通報の即時性分析

クマ!クマ!緊急連絡システム

今年も、猛暑の影響なのか、クマやイノシシ出没情報が多いみたい。 学校にも鯖江市より以下のような注意喚起の連絡があった。

    10月23日(土)午後11時30分ごろ
    鯖江市別司町の光常寺の境内で、クマ一頭を目撃

昨日は、ちょうど学校の作業停電があり、緊急連絡システムを含むネットワークが 普通不通だった。でも、越前市の方から自宅に「使えないんですけど…」の連絡が入る。 クマの出没の緊急連絡を予定していたとのことであった。 ということで、メールトラヒックも2週ほど前から送信数も増えている。
# 越前市担当の方、作業停電の連絡忘れてすみませんでした…

緊急連絡システムの遅配&イメージ戦略

遅配についての説明

緊急連絡システムについて、小学校からの問い合わせに対応した。 内容は、『メールの発信から1時間ほどの遅配があったことについて保護者の方からの質問』 であった。

丁度、複数校が関係する学校行事の日程変更の連絡で、遅配の影響があったとの内容であった。 もともと、携帯電話での迷惑メール対策で携帯電話会社は、 大量のメールを送ってくるコンピュータを迷惑メールの発信者と疑うため、 一定時間内のメール送信数に制限があることを説明させて頂いた。

福井高専のイメージ戦略

ちょうど、この話と同じく、高専より「イメージアップ戦略」のために、 緊急連絡システムの末尾につけていた、『** supported by 福井高専』の文字を、 もう少し分かりやすくしようとの提案であった。 個人的には、めざといPR表示というのは性格的に合わないので、消したいところではあるが、 少子化で学校PRも重要な業務ということで、 『** 本システムは福井高専により運営されています』との表示に変更を行った。

緊急連絡システムのOSの更新作業完了

緊急連絡システムは、地域で活発に活用して頂いてる半面、 常時稼働でOSの更新作業がなかなか行えない。 おかげで、ベースが2世代前のDebian/woodyだったりしていた。

ということで、本日は体育祭練習の日直作業があたったので、 OSの更新作業を行った。先日に並行稼働している予備機で同じ作業を 行っていたので順調に作業を終え、3/22(Sun) AM10:00-AM11:00 で 復帰ができた。

# これで、管理しているサーバで、古くさい"apt-get" コマンドをたたかなくて済む…

((作業内容で特徴的な物をメモ))
((ブートイメージの非互換性対応))
# grub-install "(hd0)"
(( /etc/kernel-img.conf ))
#  updateの指示に従い
#    update-grub の PATH が /sbin から /usr/sbin に移動したので
#    互換性を考慮し明示的なフルバスを除去
postinst_hook = update-grub
postrm_hook  = update-grub

緊急連絡システムの在日外国人向け発信の実験

鯖江市において、災害時に情報不足になりがちな在日外国人の方への 情報提供の実験として、鯖江市の防災訓練にて、 緊急連絡システムの発信実験が 8/24 に実施され、英語/中国語/ポルトガル語で発信された。

といっても、本高専で運用している緊急連絡システムは、euc-jp で運用しており、 本来なら外国語の取扱いはできない。 一般的な Web アプリケーションでの多国籍化であれば、 「utf-8 等で多国籍フォントに対応する」というのが定番であろう。 しかし外国人の方は、 日本で発売されている携帯電話を使っており、 どうせ受け取る端末側が多国籍フォントに対応できていない。

ということで、連絡システムで特に多言語対応はせず、情報発信側(鯖江市)が、 各言語をそれなりに理解できる日本語・英語で送信することとなった。 昨日の防災訓練で発信されたメールは、以下の様であった。

発信数順メールデータを示す。送信総数は 31名 宛

●●●●英語●●●●
Subject: [EC:7] disaster training
Date: 2008-08-24,08:35
From: 鯖江市・多国籍緊急連絡網
X-EMC-GROUP: 英語用
X-EMC-SENDER: Sabae city
X-EMC-COUNT: 11
★鯖江市・多国籍緊急連絡網(末尾注意)
【N.B. This is a test mail for the disaster training.】
At about 08:30 today, there was a strong earthquake at Sabae-shi.
Those in the following areas should evacuate to a safe place
immediately:Sabae city.
※メール確認:
http://xxx.fukui-nct.ac.jp/~xxx/alive.php?M=xxxxxx&U=ユーザ&S=7&R=20080824XXXX
** supported by 福井高専
●●●●中国語●●●●
Subject: [EC:6] 災害訓練
Date: 2008-08-24,08:32
From: 鯖江市・多国籍緊急連絡網
X-EMC-GROUP: 中国語
X-EMC-COUNT: 7
★鯖江市・多国籍緊急連絡網(末尾注意)
【請注意!此郵件是災害訓練郵件。(これは災害訓練用のテストメールです。)】
今天08:30左右,在以下地点発生了強烈地震:鯖江市。
在以下地区的人,請立刻到安全場所避難:鯖江市内。
※メール確認:
http://xxx.fukui-nct.ac.jp/~xxx/alive.php?M=xxxxxx&U=ユーザ&S=6&R=20080824XXXX
●●●●ポルトガル語●●●●
Subject: [EC:8] disaster training
Date: 2008-08-24,08:37
From: 鯖江市・多国籍緊急連絡網
X-EMC-GROUP: ポルトガル語
X-EMC-COUNT: 4
★鯖江市・多国籍緊急連絡網(末尾注意)
【N.B. This is a test mail for the disaster
training.(これは災害訓練用のテストメールです。)】
Hoje as 08:30 horas em Sabae-shi ocorreu um forte terremoto.
Os que estiverem presentes nas seguintes areas precisam refugiar-se em
lugares seguros imediatamente: Sabae city.
※メール確認:
http://xxx.fukui-nct.ac.jp/~xxx/alive.php?M=xxxxxx&U=ユーザ&S=8&R=20080824XXXX
** supported by 福井高専
●●●●その他●●●●
Subject: [EC:9] disaster training
Date: 2008-08-24,08:38
From: 鯖江市・多国籍緊急連絡網
X-EMC-GROUP: 多文化共生連絡会議
X-EMC-COUNT: 9
★鯖江市・多国籍緊急連絡網(末尾注意)
【N.B. This is a test mail for the disaster training.】
At about 08:30 today, there was a strong earthquake at Sabae-shi.
Those in the following areas should evacuate to a safe place
immediately:Sabae city.
※メール確認:
http://xxx.fukui-nct.ac.jp/~xxx/alive.php?M=xxxxxx&U=ユーザ&S=9&R=20080824XXXX
** supported by 福井高専

利用者確認要求への応答時間

平均応答時間は 41.8 分(7/18の豪雨警報の場合)

2006-07-21-emc-alive.GIF

利用者確認要求への返答までの時間を日毎に平均値を求めてみた。 応答までの平均時間は、7/18:41.8分(豪雨警報),7/16:46.3分(防災訓練)であった。 事前の連絡や豪雨の最中であったため、平均応答時間は短く45分程度であるが、 それ以外では100分を越えている。特に7/4に不審者出没で応答の多かった事例では、 143分を要している。これから緊急連絡が届くことを意識していれば、早い時点で 内容を確認するが、通常時では内容確認までに遅れがあることがわかる。

常に携帯を利用している人はレスポンスが早い

2006-07-21-emc-alive2.GIF

次に応答時間までの時間でヒストグラムを作成した。 これから、2分以内で応答する人は、全体の25%〜30%を占め、 常に携帯を持ち「携帯の情報アクセスに慣れた人」と思われる。 連絡を期待している豪雨警報の事例と、不意討ちになる不審者警報の事例を比べると、 128分以内に応答した分布の形状は似ている。 不審者情報では、予想をしない通報で、 気づくのが遅れる人が 25% 程度を占めている。

しかし応答までが遅れる人の中には、 企業内の携帯電話の持ち込み禁止であったり、 業務時間中で携帯電話の操作を控えているために、 応答が遅れる場合も多い。 7/4(水)の不審者情報は第一報が 9時頃、 7/18(火)の豪雨警報の発信ピークは 17時頃である点、 応答までのヒストグラム形状がほぼ同様である点を考えると、 企業内への携帯電話の持ち込み禁止などの事情が大きいと思われる。

豪雨警報の連絡の観察

昨夜の豪雨警報がどのように伝わったかをメールの送信履歴で追いかけてみた。

2006-07-18-emc-career.GIF

グラフの内容

このグラフは、上半分がキャリア別に送信した単位時間(5分)毎のメール送信件数と、 下半分が緊急連絡の送信の件数 (市や学校が発信した回数) 。

遅配の発生状況

キャリア別の送信件数と、緊急連絡の送信件数のピークはほぼ一致しており、 大きな配信遅延は少ないと思われる。 メールの発送待ちのメール件数を観察したグラフ(下記)では、 16:30〜21:00 までの間、ある程度発送待ちが溜っている。 この時間帯では、緊急連絡の発信数の山と,DoCoMo,au 宛の送信メール数の山が 時間帯で一致しているのに対し vodafone 宛の送信メール数は、17:30〜19:00 まで 一定数で分布している。このことから vodafone 宛では、配送遅延が発生していたと 思われる。 この状況は、 2006/06/06 の不審者情報の連絡状況 での遅配の状況とも一致する。

2006-07-18-emc-queue.GIF

防災本部からの配信とのずれ

最初のグラフ中の赤線は、防災本部からの発信があった時間である。 この時間と発信数のピークをみると、連絡の1時間ほどの間に、各学校の判断で 保護者に連絡が行われていると思われる。 (ただし防災本部からの連絡とは別に各学校の独自判断での情報発信も含まれる)