電子情報棟の無線LANの更新
電子情報棟では、学生実験などでのノートパソコンのネットワーク接続手段 として、FERECのルータを活用している。 アクセスポイントのSSID,パスワードを知っている利用者であれば、 WiFi接続後に、Web認証が要求されるので、 自分の学籍番号ベースのIDとパスワードを入力すれば、 ネットワークが利用できるようになる。
ただし、ネットワーク接続によるトラブルを避けるために、 http,httpsしか利用できないようにFirewall機能を設定してある。 特別の登録IDを設定すれば、Firewallの条件を変えることもできる。
IEEE.802.11n対応ハイパワーAPに更新
これまでは、主要な実験室にはハイパワーのアクセスポイント、 実験的に導入していた部屋には、小型のアクセスポイントを設置していた。 元々の機材は11a.b.gに対応していたが、フロアや実験室の場所によっては、 電波が弱く接続が困難であった。
今回、業務用の11n対応のハイパワーアクセスポイントに変更し、 電波条件もかなり改善し、電子情報棟のすべての教室・大きな実験室では、 十分な電波強度でアクセスポイントに接続が可能となった。
2012年1月29日(第253回)
- 校長賞受賞者インタビュー 高専ロボコン地区大会デザイン賞
機械工学科4年 土田さん、伊藤さん、電気電子工学科3年 山田さん
robocon120129.mp3 - 推薦入試の話
スタジオ周辺にはうずたかく積まれた雪が
情報構造論の総括
先週説明した、ヒープ領域管理のオマケとして、 OSの主記憶管理についても、簡単に説明を加える。 主記憶管理でも、プロセスの起動・停止と共にメモリ領域の確保と解放が行われる。 OSでは、メモリ空間の断片化をしたら、大きなプロセスのための領域が使えないようでは、ダメ。 断片化の対策が必要かもしれないけど、 OSでは、論理アドレス・物理アドレス変換のための、メモリマップユニット(MMU)などが あるため、断片化対策はあまり重要ではない。
この後は、配列から固定領域は使いづらい点を紹介する。 しかし、最近の新しいプログラミング言語では、ハッシュ法などを用いて、keyから値を検索 してくれる連想配列が一般的になってきた。こういう言語では、配列サイズなども あまり気にする必要もなく、プログラムが記述できる。
この後に、単純リスト・循環リスト・双方向リスト・2分探索木・B木などの、 リスト構造の応用データについて改めて総括を行った。
データベースの内部と最近のDBの動向
ほぼ、解説する内容も終盤ということで、 データベースの内部構造の話の後半と、最近のデータベースの動向を説明し、授業を終える。 来週は、データベース設計の課題を作成する演習とする。
DBの内部構造
データベースのインデックスファイルの作り方として、先週説明したB木、B+木の さらなる高速化ということで、ハッシュ法を説明する。
4年の情報構造論の授業で説明しているので、簡単にオープンハッシュ法と、 チェイニング法を説明する。
また、データベースシステムでは、Tableのファイルとインデックスファイルを どう保存するかといった手法を説明。(a)各テーブル各インデックス毎に1ファイル という方式もあれば、(b)全テーブル・全インデックスで1ファイルという方式もある。 (c)全テーブルで1ファイル、全インデックスで1ファイルというのもある。
最近のデータベースシステムの動向
教科書としている本に記載されている、オブジェクト指向データベースを紹介。 といっても基本となるオブジェクト指向プログラミングの話として、 (a)クラス=オブジェクト+メソッド、 (b)追加データを扱う派生と継承、 (c)派生を応用した仮想関数 といった概念を紹介に留める。
昨年度の斉藤研で試行したデータベースでもあり、XMLデータベースも紹介。XMLは、タグによって記載されるデータであるが、属性を自由に追加できる 自由度の高いデータで、これを自在に扱えるようにしたものがXMLデータベース。
ただ、自在にデータを拡張できるものの、システム側では拡張要素を取り扱う処理を、後で追加できるようにする必要もあり、まだ発展途上のデータベースシステム。
最後に、最も注目されているものとして、NO-SQLを紹介する。 データベースでは分散処理が重要だけれど、同期や排他処理は面倒な処理。 そこで、データをKey-Valueだけで取り扱うようにしたものが、Key-Value型データベース。 これらのシステムは、Googleを代表とするクラウドコンピューティングの世界の データベースとして採用されている。 データの検索はKey参照をベースに行い、SQLなどの検索言語が無いことから、 NO-SQLといった言い方をすることが多い。
緊急連絡システムの利用分析
緊急連絡システムの2006年からの運用5年目を受け、 利用状況の分析を行い、その結果を高専教育に投稿しています。
今回、地域連携テクノセンターの冊子用に、 論文内容の概要を作りましたので、 PDFにて掲載します。
講演会案内:Webデザインのセオリーを学ぼう
■電子情報通信学会北陸支部 学生会講演
■講演開催日時 平成24年2月16日(木)
16時~(90分程度)
■講演会場 福井工業高等専門学校 合併教室
■講師 佐々木 敏明 氏(Webデザイナー)
■講師所属 ベースライン株式会社
■講演題目 「Webデザインのセオリーを学ぼう」
■対象者 デザイン初心者・入門者
■概要
普段デザインをしない人に話しを聞いてみると、 「どうやっていいかわからない。」「自分にはセンスが無いからできない。」 という声がよく聞こえてきます。 しかし実際は、ある程度のポイントを押さえることで、 「デザイン」というものをもっと気軽に行うことができます。 デザインができることによって、制作する作品の表現力が広がり、 より楽しい学生生活を送ることができるかもしれません。 本講演ではノンデザイナー向けに、 そういったデザインする上での「セオリー」についていくつか紹介します。
講演会案内:進化する人類とゲーム
■電子情報通信学会 北陸支部講演会
■開催日時 平成24年2月24日(金) 15時から
■講演会場 福井工業高等専門学校 合併教室
■講師 対馬 勝英 客員教授
■講師所属 大阪電気通信大学
■講演題目 「進化する人類とゲーム」
■講演概要
「コンピュータと教育」は長い歴史をもつ研究、実践分野である。 コンピュータ上に個人の能力を極限まで引き出すことをねらった 認知的環境を構築することで、対話型システムの研究を重ねてきた。 ゲームプレーヤーの行動の認知的解析を基に、刺激に満ちた超対話環境を構築した。 関連して独自に開発したオブジェクト指向3次元LOGO言語、 視線駆動型ゲーム、発送支援システム、認知的造形支援システムの事例を述べ、 それらを用いて行った教育実践まで報告する。 これらを踏まえ、進化を促す認知刺激について展望する。
2012年1月22日(第252回)
推薦入試のため収録でお送りしました。
- 入試について
- アニメを使った地域興しについて
“55555”は(爆笑)
高専では昨年末にタイ留学生を受け入れた。 その学生さんはFacebookを使うので友達登録したんだけど、 彼女たちが国の友達とのメッセージでは語尾に"555"とか"55555"とか付いている。 彼女たちに聞いたら、"5"が笑い声の"ハ"と同じらしい。
んで、タイ語の書き込みがあったので、 Facebookの機械語翻訳をかけたんだけど、 さっぱり解らない日本語に変換される。 そのくせ、"555"は"(笑)"に変換され、"55555"は"(爆笑)"に変換される。
# Being翻訳、頭がいいんだか、悪いんだか、よーわからん。