データベース工学の準備
今までは福井大学の先生に非常勤をたのんで開催していた、 データベース工学の授業が、今年度より自分の担当となった。
ただ、データベースといっても、 Webアプリケーションを作る中で使う程度ではあったが、 昨年度の教科書を参考に教えられる様に勉強中。
ただしデータベースといっても、 SQLを実体験しないと理解が進まない。 かといって、情報処理センターでデータベースエンジンが 使える訳でもなく、学科サーバを使うこととした。 SQLのコマンドラインインタフェースを端末ソフトで使ったり、 PHPでSQLコマンドを実行させるのも大変。
そこでWebインタフェースで、 ユーザが入力したSQLを実行&表示するPHPプログラムを 作ることにした。 他のデータベースに悪影響を与えない&簡単に作れるということで SQLiteを使い、悪意がある利用者を排除するためにLDAP認証とした。 ちょうど、f-leccs.jp 用のLDAPサーバが使えるので、 助かった。
登録しておいた、SQLをメニューで選んでバッチ処理&入力されたSQLを 実行&結果表示するだけのPHPスクリプトだけど、 SQLを体験するだけなら、ひとまずこれで十分だろう。
SSLアクセスするときだけ、UID情報が取れずに変な動きをしていた。 SSL用のhttpd.confのなかで、AllowOverride あたりでAuthConfigなどが通らなかったのが原因。
福井高専学内Moodleの利用講習会
福井高専に設置されている学内向けのMoodleの利用講習会を行う。 Moodleとは、教育向けのWebコンテンツ管理システムで、 オープンソースによる開発により幅広く利用されており、 授業の中で配布する資料の登録や小テストの実施や評価を行うことができる。 これを、福井高専でも利用するために http://moodle.ip.fukui-nct.ac.jp/にて 設置し利用できるようにしてある。 以前にも設置してあったが、学生の登録などで整備されていなかった。
これと同様のシステムとして、大学連携のf-leccs.jpでも、同じMoodleが設置されている。 (http://lms.f-leccs.jp/参照) しかし、学生のクラス別のグループ化情報が無いので、 学内カリキュラムと公開授業的な物とで使い分けになるであろう。
どちらにしろ、学内向けMoodleもf-leccs.jpのMoodleも、パスワードは一元化されているので、 どちらも教員・学生も利用可能。 ただし、f-leccs.jp のログインでは、連携校を区別するために、IDの末尾には、@stu.fukui-nct.ac.jp(学生),@fukui-nct.ac.jp(教員)をつける必要がある。
講習会資料は、仁愛の篭谷先生がMoodle内で公開している資料を使おう。
参考資料:FレックスLMS Moodle 教員講習会。
# ほぅ、ログインさえ済んでいれば、シームレスに使えるなぁ…改めて便利…