東京にて高専プロコンのNPO設立にて、参加指導での関連も深いので、 総会に学校代表として参加する。
メモ
この協会の運営費は、各高専については、 今まで高専プロコンの参加費として集めていた 学校からの負担金を会費とする。 その他にも企業協賛やプロコン参加OBの個人も加入できるようになっている。
記念講演「IT革命とITジュニアへの期待」(BCN顧問 高山 由 氏)
話のキーワードとして、プロコンの作品作りの基本にも関係する、 「技術が先か、機能(やりたいこと)が先か?」 という言葉があった。 4EIの創造工学演習にて学生さんにテーマを決めてもらっている段階では、 「技術があってそれをどう応用するか…」というのが実状。 でも、企業的には「こんなことをすれば売れる!、だからどんな技術を作りだそうか…」 が大切。さすがに後者を先行するのには、高専4年では厳しい。 高山氏も「技術者が育つためには…」の一言もあり、実状を踏まえてくれている。
話のネタとして、Microsoft の Gates氏は、『門(デファクトスタンダード)』を作り、 Apple の Jobs氏は、今でも『仕事』をつくってる…という言葉を使っていた。 確かにビルゲイツは、OS,Office で著作権を整備しつつ、ソフトウェアを商売にしてくれた。 一方で、スティーブジョブズは、Appleを一度追い出されながらも、 iPod などの「新しいもの」を作ってくれてるんだよなぁ…
最後に 「リアルなくしてネットはない!IT革命は今どんな時代なのか、あなたにとってどんな時代ですか?」 との言葉があった。 今回の出張では、スーパー方向音痴の私が、Google Street Maps で周囲の建物を 知った上で歩けたし、喉が乾いた時に 「コンビニ・検索で探せば、それなりのサイトが見つかるだろう…」なんて安易な 考えで、すぐにサイトが見つかり、すぐに地図サイトに飛べた。 そういった意味で、欲しい機能が『普通』になったことを実感した。 つまり『利用者の立場』では今がIT革命のスタート。 ただ『ITで 金儲け しようぜ!!』という人にとっては、IT革命は真っ只中or終焉なんだろうなぁ…
懇親会にて
その後の懇親会では、他のプロコン会場にて何度もお目にかかっている先生に交じり、雑談。 歯みがきロボコン自律部門の経験から、プロコンの運営の先生に、 「競技部門で自律ロボットのテーマってできませんかねぇ? 足回りのレギュレーションをギチギチに決めて、ソフトウェアの勝負になるような、 自律ロボットでぇ…」と持ちかける。 「そういった案はすでにあるけど、ロボットに何をさせるか…が問題なんですけどぉ〜」 との返事であった。 最低限「高専ロボコンの圧力でできない…」といった、 変な話はなさそうな雰囲気だけは確認できた。