UML2回目
関連の表記
多重度(x..yで範囲を示す。x,yには0/1/N/*等)
関連名(クラス間の関係,主従関係で→をつける,端点にはロール名(役割))
導出・汎化・特化
基底クラスに向かって△矢印
特化する際の分類の基準を弁別子と呼び、弁別子が違う時には、直線で結ぶ。 弁別子が同じなら、平行線から導出クラスに垂線を下ろす。
属性の継承・操作の継承がある点を強調、導出クラス毎に属性が違う点を強調。
集約
全体と部分の関係を表し、白抜き◇で表現([全体]◇――[部分])、(参照・ポインタで実装される)
特に強い集約関係をコンポジションと呼び、黒抜き◆で表現、(クラス内の要素で実装され同一寿命)
相互作用図
シーケンス図とコラボレーション図の2つの方式がある。
コラボレーション図はクラスを抜粋し、クラス間のメッセージのやりとりを、 記入する。クラス間の 責務 を明確にするのに便利な図。 関係の無いクラス間でメッセージのやりとりが無いことを確認する。
オブジェクトの下から垂線(生存線)を下ろし、各生存線間をメッセージの送られる タイミング・順番が判る様に結ぶ。
メッセージには、同期・非同期がある。 同期型は、返答があるまで次の処理が開始できない場合。黒抜き▲矢印で結ぶ。 非同期型は、返答を待たずに処理が進む場合。→で結ぶ。 応答(リターン)は、点線の→で示す。
呼び出された操作がアクティブな時間を活性化区間(制御フォーカス)と呼ぶ。 オブジェクトの消滅は生存線を×で止める。
状態遷移図(ステートチャート図)
1つのオブジェクトに注目して、その状態の変化をモデリングする。 オブジェクトは角の丸い四角で表現し、中に状態名を記入する。 初期状態は黒丸で示し、ある状態から別の状態への状態遷移は→で関連付ける。 状態遷移を引き起こすイベントを→の横に記載する。
ユースケース図
システムと中身と、外部機能との関連を示すための図。要件の分析時に使用。
アクター:ユーザやオペレータなどのシステムの外部要素を示す。人型シンボルで表現。
ユースケース:システムに対する要求をユースケースという単位でカプセル化する。
communicates:ユースケース間を相互作用で結ぶ。
uses:ユースケース内部で他のユースケースのインスタンスを呼び出す時は、白抜き△矢印。