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オブジェクト指向のガイダンス

オブジェクト指向の最初の授業ということで、 シラバス全体の説明と、 オブジェクト指向の歴史、 EIの学生さん以外のための構造体の説明を行う。

オブジェクト指向の歴史

プログラミング言語の歴史のなかで、 最初に作られた科学技術計算用のFORTRANは、当初手続きの順序の記載で、 処理手順の記載に goto 文が多用され、分かり難いものであった。 一方で、商用計算用のCOBOLは、 銀行系などのプログラムを記述するため、 複数のデータを組み合わせる構造体(微妙に違う所もあるが…)が使えた。 FORTRANの手続きの分かり難さは、 後で開発されたALGOL,PL/Iなどの言語では、処理の構造化によって 読みやすさが改善された。 こういった、処理の構造化やデータの構造化は、 構造化プログラミング(structured programming)として広く利用されていった。

プログラミング言語の発達の中で、構造化プログラミング機能を持った "C言語"なども開発される一方で、シミュレーションプログラムの世界では、 "Simula"などの言語が開発されて、その中でデータに対して命令を実行させる という記述は、擬人化したイメージから分かりやすいものとして受け入れられた。 この考え方が、オブジェクト指向プログラミング(Object Oriented Programming) として定着し、Smalltalk などの言語が開発された。 特に、Smalltalk では、GUI のプログラミングにオブジェクト指向が有効である と認知されるようになり、オブジェクト指向が広く普及する元となった。

そして、"C言語"に、オブジェクト指向を取り入れたら便利になるだろう…ということで、 "C++"が開発される。(BCPL→B言語→C言語→(D言語はまだ早い)→C++) また、これをインターネット利用に特化して、Java 言語が開発された。 この後、"C++"の影響を受け、Microsoft で開発された "C#"、 Apple社のGUIで使われる"Objective-C"、 最近では、B,C,Dの流れを受け、"D言語"も存在する。