太陽電池パネル監視
福井県機械工業会との連携事業で太陽電池パネルを購入し、 これの監視システムを、Arduino+Bluetoothで構築してみた。 Bluetoothの制御への応用の下準備として簡単なプログラムで作っている。 Bluetoothを利用したのは、太陽電池パネルを少し離れた場所のサーバで モニタリングするため。
太陽電池は、抵抗で1/10に分圧(写真右下茶基板)し、 Arduino nano(写真左下青基板)のA/D変換で電圧を測定し、 ノイズ対策で移動平均をとった値を、Bluetoothのシリアルプロファイル(SPP)変換の モジュール(写真左上赤基板)で取れるようにした。
これをDebian GNU/Linuxを古いノートパソコンに、Bluetoothモジュールを付け、 muninという測定値のグラフ化システムによって表示させている。
太陽電池パネルでは、温度により変換効率が変動するため、温度センサー(写真右上緑基板) を付けてある(Temp)。 電圧は、太陽電池パネル電圧(Solar)・インバータバッテリ電圧(Battery)・インバータ負荷電圧(Load)の3つ を測定している。
muninのモニタ状況を学外からも見れるようにするためには、少し手間取った。 電子情報棟3Fのホールに設置したけれど、Ethernetの引き込み口が無い。 WiFi接続も検討したけど、学科のFERECルータはWeb認証が面倒だし、 Firewall設定やらがややこしい。 そこで、別用途に導入を検討していた電源線ネットワーク(PLC)を利用している。
後は、学科のWebサーバの特定ディレクトリ配下を、 このモニタリングノートパソコンのWebに見えるように設定した。