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2011年4月
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新サーバのRAID化

先日から、自宅に持ち帰って設定をしていたサーバが、 ようやく動いてくれるようになった。 新型の Software RAID 対応の組み込みRAIDコントローラだったけど、 Debianが対応が不十分なのか、Read-only の認識しかしてくれない。 やむなく、RAIDコントローラを使用せずに Software RAID を構成させた。

HDDにRAIDの下地となるパーティションの作成
 > SCSI1(0,0,0)(sda)-500GB ATA WDC XXXXXXXXX
 >  1.基本 128 MB B K raid  # md0(boot) -- 注:bootフラグを付ける
 >  2.基本 500 GB   K raid  # md1(LVM)
 > SCSI1(0,0,0)(sdb)-500GB ATA WDC XXXXXXXXX
 >  1.基本 128 MB B K raid  # md0(boot)
 >  2.基本 500 GB   K raid  # md1(LVM)

ブート起動用に128MBの領域を確保し、残りは /,/home,swap 用に使うけど、 /etc/sda,/etc/sdb でRAIDを構成させるために、領域種別にはraidを指定する。

ソフトウェアRAIDの設定
 MDデバイスの作成
  種別=RAID1 , デバイス数=2 , スペアデバイス=0
/dev/sda1 /dev/sdb1 = RAID1 デバイス 0 # md0(boot)
/dev/sda2 /dev/sdb2 = RAID1 デバイス 1 # md1(LVM)

2つのHDDの4領域を、/dev/md0,/dev/md1 に組み合わせる。

boot領域の設定
 > RAID1 デバイス 0. - 128MB ソフトウェアRAIDデバイス
 >  1. ---- 128 MB   ext4   /boot
 > RAID1 デバイス 1. - 128MB ソフトウェアRAIDデバイス
 >  1. ---- 500 GB K lvm    # vg00(lv00:swap,lv01:root,lv02:home)

/dev/md0は、/boot に割り当てる。 /dev/md1は、lvm に構成させるために、領域種別には lvm を指定する。

LVMの設定
 論理ボリュームマネージャの設定
  ボリュームグループの作成
   ボリュームグループ名 = vg00
   ボリュームグループデバイス = /dev/md1
  論理ボリュームの作成 ( vg00 上)
   論理ボリューム名 lv00 =  12GB (swap用)
   論理ボリューム名 lv01 = 128GB (root用)
   論理ボリューム名 lv02 = 380GB (home用)
 > LVM VG vg00, LV lv00 -  12 GB Linux device-mapper(linear)
 >  1.  12 GB K スワップ スワップ
 > LVM VG vg00, LV lv01 - 128 GB Linux device-mapper(linear)
 >  1. 128 GB K ext4 /
 > LVM VG vg00, LV lv02 - 360 GB Linux device-mapper(linear)
 >  1. 360 GB K ext4 /home

lvm を論理ボリューム vg00 に全て割り当て、その中を swap用、root用、/home用に 区分けして、それぞれ割り当てる。

最初は、インストール後に再起動をかけたけど、bootしてくれない。 試行錯誤を繰り返すが原因がつかめなかったが、RAID設定が外れている状態でも、 異様な遅さがあったので、RAID処理が行われている雰囲気があった。 んで、最終的に、BIOS の設定で、Software RAID の設定があったので、 単独のHDDと認識するように設定を変更したら無事bootしてくれるようになった。

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