創造工学演習(最終発表会)
半年をかけて、何らかのプログラムコンテストに応募することを目標に、 自分達の考えたテーマで作品を作る、4年の創造工学演習の発表会を行った。
以前は、夏休みが7,8月であったために、夏休み成果の踏まえた完成度のあった ものが多かったが、8,9月夏休みで8月上旬発表のため、完成度としては低い。 しかしながら、それなりに工夫して取り組んだ結果であった。 各グループの中で、作業に協力出来ていない人がもう少しあるはずだけど、 友達どうしもあってか、発表の中では多少うやむやになっていたかも。
発表結果は、評価シートに各発表を点数付けして記入してもらい、 各グループ内の貢献度を記入して提出してもらった。 貢献度を踏まえた最終評価は後日として、今日の発表のポイントでは、 「砂で遊ぼう」、「水瓶(競技部門)」、「貼ろうわーるど」の3発表が 上位となった。学生評価と教員評価で順序は変化するものの、この3発表が ベスト3という点では一致していました。
講評では、高久先生が「長い時間をかけてつくって、無駄な時間を費やしたグループも多かった。 だから、プログラムを間違って消したとしてzeroから新しく作ったとしてかかった時間が 、企業として認めてくれる作業時間だろう…」との感想であった。 私も「プログラムを消して…」という言葉に反応して、 「今まで自分達で書いたプログラム、汚いと思って書き直したいって感じたひとは いますか?、汚いプログラムと思えなかった人は、ベースとしたサンプルプログラムを 動かしただけ。だから、プログラムをさっぱり捨てて新しくコードを書いたほうが、 綺麗なプログラムがかける…と思った人は、本当にプログラムを理解していた人で、 汚いプログラムを捨てて綺麗なコードを書いて、ようやくプログラマの入り口に立てるんだよ…」と感想を述べた。
テスト返却とバッファリング・パイプの説明
テストの返却と解説を行った後、授業の中で説明ができていなかった、(1)バッファリングと(2)パイプについて説明を行う。
テストの返却では、簡単に問題の説明と補足を行う。
バッファリングとパイプ
授業中では説明が抜けていたポイントを補足説明する。
getchar() による文字列大文字化のプログラムを例に、 入力"This is a pen"に対して、画面に"TThHiIsS iIsS aA pPeEnN"と表示されないことで 問題提起し、処理効率の改善として、一括してデータを読み書きするために、 メモリを効率よく利用するバッファリングが行われていることを説明する。
また、入出力リダイレクトの発展として、プログラムの出力を、ほかのプログラムの入力に つなげるパイプ機能について説明する。 unixなどでは、簡単な処理を施して出力し、パイプでの使用を前提としたプログラムのことを、 フィルタと呼ぶことなどを紹介する。
2010年8月8日(第176回)
高専カンファレンスの会場の石川との同時生放送!
オープンキャンパス
恒例となってきた夏休みの中学生向けオープンキャンパスを8/7(土)が行われた。 電子情報工学科では、学科の紹介のほかに、卒業研究の紹介ということで、2,3テーマ の内容説明が行われた。 説明は、各卒研室から出てもらい、時間帯ごとに説明する研究室を変えながら行った。 発表の中心となった5年生のみなさん、ご苦労様でした….
中高向けプロコン・情報オリンピック
最近、高校で数学オリンピックやら化学オリンピックで、日本が頑張っているとの ニュースが聞こえてきますが、 これの情報部門の『第10回日本情報オリンピック-日本代表選手候補選抜競技会-』が 開かれます。
対象は高校生なので、(高専生の場合は3年までが対象ですが) 世界大会参加時に高校生である必要から、1年or 2年が参加資格となります。 選抜は、2010/12/19(Sun)に開催されるWebによる予選が行われ、 2011/2/12(Sat),13(Sat)に開催の本選で、合宿参加者を選びます。 最終的には、その合宿(3/19-25)で日本代表選手4名を選びます。 代表選手は、タイで開かれる世界大会に参加だそうです。
申し込み方法はWebより行い、9/1より受付を開始だそうです。
2010年8月1日(第175回)
テスト期間中につき、数学科 長水先生、電子情報工学科 奥田先生、西の3名の収録でお送りしました!
- ゲスト 応用物理担当の加藤先生
加藤先生の自己紹介 - 福井高専生参加バンド「SKALAPPER」の楽曲紹介