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年別アーカイブ: 2004
コンピュータの発達の歴史
10月末なのに2回目の講義。工場見学旅行中の振り替えを木曜に検討するが、 学生さんの都合が悪そう。
プロセッサの発達の歴史
最初に機械系学生向けに、CPU,HDD,メモリといった言葉の説明を行ってから、 前回の説明に続き、パソコンの世界での8bitコンピュータから64bitコンピュータ までの歴史を説明する。特に 8bit→16bitでのIntelの上位互換性維持と、 286→386でのメモリ保護機能、 Pentiumでのスーパスカラによる並列化 Pen4→IA-64/Athlon64 での今後 を説明する。
OSの歴史
機械語→制御モニタ(→BASIC)→MS-DOS…といった OS の歴史を、 Windows系でのマルチユーザ/マルチタスクの変化, GUI の導入, Multics→unix→Linux, オープンソースの流れ, TRONによるリアルタイム性 などのトピックを説明する。
規定コース作り
ライントレース模型もそろそろ実地動作テストも始まりそうなので、 規定コース を作る。A4(PowerPoint資料)を、センターで A1 拡大印刷してもらう。 コースは、黒線部 5cm の瓢箪型とする。単純だと面白くないので、 コース一部はシケイン?となるように瓢箪を歪ませる。
構造体の演習と、アロー演算子
前半は演習室にて構造体を使ったプログラムの演習を行う。 (1)名前と誕生日(2)名前と電話番号(3)名前と身長体重 といったデータ構造を構造体配列に入力して、出力するだけ。
1/3程度の学生が完成したあたりで、次の講義内容として、 アロー演算子の説明を行う。前半で学生の書いたプログラムと 同じような短いプログラムを示し、入力関数・出力関数を作る。
void read( struct NameAge* p ) { scanf( "%s %d" , (*p).name , &((*p).age) ) ; } ↓ void read( struct NameAge* p ) { scanf( "%s %d" , p->name , &(p->age) ) ; }
これらのプログラムを見せた後、構造体を扱う関数を作れば、 データ構造を考える人と応用部を作る人に別れてプログラムを作れることを説明。 これが、 ブラックボックス化 FN 情報処理技術者試験を受けた学生の突っ込みを受け、ブラックボックス化を先に説明 /FN となることを説明し、構造体宣言が データ抽象 、構造体を扱う関数が、 手続き抽象 と呼ばれ、 オブジェクト指向 の入口であることを説明する。
小型模型制御実験2回目
専攻科実験で判明したプログラムの間違いを学生に説明し、実験を行う。 光センサーを使っているとやたら部品が熱を持っている。 回路図と照らし会わせると、LEDに流れ込む電流制限用の抵抗。 抵抗値を100→330Ωに増やす。おかげで光の量が減りセンサーの調整が 微妙になるが、H8 のレギュレータICへの負担も問題となるためやむおえない。
学生さんの反応は『難しい』を連発。 しかし基本形のプログラムの動作原理を説明しても、 「実験するときだけ判りやすいプログラムに書き換えよう」 という取り組みを行う学生が少ない。 この状況では、最後まで動くチームは少ないかもしれない。
台風23号被害、演習室雨漏り
現在、台風23号が福井の側を通過しているようだ。 夕方会議があったが、外では風が吹き荒れ、 内心「はよかえろう…」と思っていた。 必要なメールを書き終えて、帰ろうとした時、卒研学生が 「演習室雨漏りしてますよ!」 と報告してきた。
演習室雨漏り
演習室は、以前上のフロアで実験用の水のタンクが壊れ、 水洩れ被害をうけたことがあるので、4階をチェックするが、 大丈夫な様であった。演習室の雨漏りはエアコン付近だし、 エアコンのダクト付近が原因だろう。 ちなみに、パソコンのキーボードが水浸し。 水気をきっておくが、明日は使えるだろうか? パソコンを少し移動し、バケツを置いて帰る。
駐車場までも水浸し
駐車場に向かうが、学校内の道が一部水浸し。 車は大丈夫だけど、普通の靴を履いているので、 駐車場に入れない。諦めて靴を脱ぎ、靴下水浸しで車にたどりつく。はぁ…. そういえば、堀井さんの部屋の灯がついていたし、携帯で状況報告する。
JABEEアンケート+2分木プログラム
JABEEにて4年学生に学習・教育目標をきちんと説明し、 学習・教育目標の内容に関するアンケートに回答してもらう。
後半は、2分探索木の説明にて、簡単な2分木データを生成する処理と、 木の探索のプログラム例を示す。 2分木のプログラムでは、再帰等もよく使われるので、find()を ループにて記載した後で、再帰にてプログラムを示す。 再帰が増えて来ると、処理の実行順序の理解が怪しくなってくるので、 式に記号をつけて、記号で実行順序をしめす演習を行う。
2分木の探索を再帰で書いても、理解が怪しいので、 単純リストの検索をループと再帰で書いて、 再帰のプログラム処理の流れを解説する。
専攻科の小型制御模型の実験2回目
小型制御模型の実験2回目ということで、 プログラムの書き込みとセンサー関連の動作試験を行っていたみたい。 しかし、配布資料の中でくだらないミスで、動作確認にとまどる。
if ( ( PDR5 & 0x01 ) == 0 ) FONT COLOR blue /* ビット論理積の括弧は必須 */
ポートのビット状況をテストするコードで、 ビット論理積と比較演算では、比較演算の方が優先順位が高いため発生するエラー。 過去にも経験のあるネタだけど、大抵は define マクロ化することが多いし、 マクロ化する時に冗長な()をつける癖がついているために、 逆に忘れていた….
高専祭にて
昨日の学科催し準備後に、担任クラスの牛丼を食べていたが、今日は子供を つれてきたのもあり、クレープやらうどんやらを中心に食べ歩き。 明日は、水曜の保護者面談に参加できなかった数名の保護者と面談。 保護者面談不参加の学生さんが成績表を欲しがっていたし、 成績表渡しもちょいと行うかな….
ITフォーラム(2日目)
どちらかというと、高専の古いOBから最近のOB、といった身内からの 見学が多い一日であった。一般の方からもツッコミをもらえるような、 ネタの展示ができるように頑張ろう。
昼からは、ママが展示会を見てみたいということで、有給をもらい会場に。 パパの展示協力もそこそこに、色々と見学していた様子。
しかしこれでようやく、プログラムコンテストから続いていたイベントラッシュが 一段落となる。
ITフォーラム(1日目)
プログラムコンテストの内容の、QRコード+彫り彫り+空撮について 展示を行う。学校では弁論大会だけれども、4年プロコン参加学生に 協力依頼を行い、準備を完成させる。