2009年10月18日(第134回)
今週は収録でお届けしました。
- クリーン大作戦の様子
高専祭にて
10/16〜10/18の間、高専祭が開催されました。 カレー、たこ焼き、炊き込みご飯、ホットケーキにパウンドケーキ、 色々食べ過ぎてお腹いっぱいでした。 2日目は、子供を連れて参加しましたが、 子供にしてみれば、100円・200円といった 安くてちょっとづつ食べるのが楽しみみたいです。
高専も無償化
高校の無償化の中、高専はどうなるのかとの思いがあったけど、 高専も1年~3年についても、無償化となりそう。 支給方法も、直接家庭ではなく、学校に対してとなる方針だそうな。 ただし、4,5年は今まで通り。
行事予定の変更
新型インフルエンザや台風にともなう行事変更が、やむ終えず発生した。 これにより以下のような日程となった。
- 10月29日(木) 本科午前:弁論大会
インフルエンザ拡大防止に伴う10/15の授業との入替え。 - 11月09日(月)〜13日(金) 工場見学旅行は3月に延期
インフルエンザ拡大防止に伴う延期。この期間は通常授業。 - 11月12日(木) 2年校外研修、1,3,4,5年,専攻科は授業
台風に臨時休校の代替授業。 - 2010年3月8日(月)〜12日(金)に、工場見学旅行。
データベースシステムとは
データベース管理システム(DBMS:DataBase Management System)とは、 データベースのアクセスと制御を統括して行うソフトウェアの集まり。 これを構成するにあたり、利用者は3つに分類される。 データベース管理者、応用プログラマ、エンドユーザ。
データを扱うにあたり、プログラムとは独立して考え、 データ定義言語、データ操作言語(SQL)といった専用の言語で記述する。 データベースの基本機能として、データの独立性、一貫性C(正当性・同時実行制御I・障害回復D)が 重要。 また、データをアクセスするにあたり、 複数キーによる多面的な処理ができることが要求され、 最近では、オンライン即時実行といったネットワーク的な利便性が要求される。
データベースに対する視点として、内部スキーマ(データベースシステム)・概念スキーマ(データベース管理者の視点)・外部スキーマ(応用プログラマの視点)+エンドユーザの視点で分類される。
schema: 概要、概念
データベースをどのようなモデルで考えるか: 階層モデル、ネットワークモデル、関係モデル、オブジェクト指向モデル。
参考までに最近の、Webシステムで使われるデータベースの実態
オープンソース技術によるLAMPの普及や、負荷分散に伴う階層化されたシステムの 事例を紹介し、最近ではクラウド技術なども…といった説明を行う。
関係データベースとは
実用レベルで使われているデータベースモデルは、主に関係データモデル。1970年にIBMのコッドにより理論がまとめられた。
AとBが任意の集合であれば、A×B={(x,y)|x∈A,y∈B}を直積と呼び、すべての要素の組合せ。 関係Rとは、A×Bの部分集合。定義域がn個あるとき、n項組と呼ばれ、 属性:カラム:データ項目・フィールド、n項組:タプル:レコード、関係:リレーション:テーブル。 テーブルの中の各レコードを一意に指定できるカラムは、キーと呼ばれる。
関係データベースに対する操作
データベースへの操作は、SQL(由来がSEQUEL:Structured English Query Language)に よって行われ、以下のような操作が主体。
- 検索操作:選択(selection:特定のタプルを取り出す)、射影(projection:カラムの中から必要な属性だけを抜き出す,where句)、結合(join:直積で新しい関係を作り出す演算,FROM句)
- 更新操作:挿入(insert)、削除(delete)、更新(update)
保護者面談の実施
今日は、学校全体の保護者面談の日ということで、3EIについても 面談を行った。3年は担任交代したばかりという点もあり、夏休み期間中に ほとんどの保護者の方との面談を終えている。 今日は、その時点で都合の悪かった方を対象に行い、 一部成績の心配なご家庭については、再度の面談として実施した。
特に夏休み中の面談とは話す内容と同じではあったが、 工場見学旅行の延期について、説明の追加となった。
別件ではあるが、11月実施予定であった見学旅行での見学先より、 確認の連絡を受けた。 しかしながら延期予定は決まっているものの、3月の日程の詳細が正式決定でないため、 詳細を話せない状況であったが、先方企業に見学の見送りの返答を行った。 通常では、企業見学を行っていない部署に「ぜひお願いします」と依頼を 行っていた中での、ひとまずのお断りであったため、 先方に失礼の無い様にと冷や汗をかきながらの電話で気疲れしてしまった。
卒業研究中間発表(part1)
電子情報工学科では、先週より3〜4つの研究室毎で、卒研の中間発表を行っている。 斉藤研は、加藤・高久・奥田との4研究室合同で中間発表を行い、 各1名毎10分程度の発表時間と、教員よりその倍程の質疑応答時間で行った。
まだ、どの発表でも自分の研究の細かい点での理解が浅いため、 質問に答えられずに四苦八苦というのが現段階であった。 今後の研究の進展を期待したい…と言いたいのだけれど、 中間試験なども考えると、卒研に取り組める時間は短い。 わずかな時間しかないので、研究にまじめに取り組んでほしい。
OSの歴史少々&コンピュータの構成
先週の講義の内容の続きとして、OSの歴史を簡単に紹介する。 Multicsの発展としてのunixの話や、8bitコンピュータから32bitへと 発展の流れの中で、シングルユーザ/シングルタスクのOSから、 マルチタスク/マルチユーザへと発展する経緯を紹介する。 この話の中で、インターネットの普及に伴いオープンソースで開発されている Linuxなどの話を説明する。
OSの中でのプログラムがどういう風に動くのかを説明するために、 ROMとRAMの違いを説明し、ブードローダからユーザアプリケーションを 動くまで、BIOSがなどがどういう風に関係するのかを紹介。
2009年10月11日(第133回)
- メールテーマ:高専祭
- ライブラボ第3回 「写真・・・とりますか」
かりやさんが写真、カメラに対する熱い思いを披露しました。
台風時の緊急連絡システムのメール流量変化
台風18号の通過に伴う、緊急連絡システムの状況を記録しておく。 ひとまず、大量のメールが流れているなぁ….
キャリア別メール流量
前回の2006年の豪雨の時と同じように、メールの流量の解析を行った。 この結果をみると、13:40分頃のピーク時1000人のメール発送も、10分ほどで落ち着いており、 目だった遅配はないと思われる。
13:50分頃の1400人のピーク時は、34組織がほぼ同時に メール配信を行い、14:30分頃まで大きなメール数が観測されている。14:00前後はいくつかの 組織がメールを出しており、遅配の確認は困難であるが、13:50のピークが14:30頃までに 収まっていることから、最悪でも1時間程度の遅配には収まっていると考えられる。
2006年の同様のグラフでは、softbankでの遅配が若干観測されていた。 しかし今回のグラフでは、特定のキャリアだけ遅配が大きいという傾向は目立たなかった。 あえていうなら、13:40のピーク後の変化で、au だけ流量の帯が5分ほど遅れているのが 観測されている。
利用者が確認するまでの時間
学校から配信されたメールを、利用者がどの程度の時間で確認しているかの 分布を確認してみた。全利用者を平均すると、約80分という結果であったが、 約30%の利用者は、2分以内にメールを確認していることが確認できた。 また、分布の合計をみると約2時間で80%程の利用者が確認をしていることが 確認された。