4EI学生作品のプラネタリウム制御の展示
最後に頑張って、GoogleSkyを動かす所まで完成できました。
ふくいITフォーラム参加中
10/23追記:昨日の展示では動かない車体でしたが、 急造でライントレースプログラムを書き、動くようにしてみました。 オムニホイールによるタイヤの動きは、見学の方にも興味を持ってもらえたようでした。
オムニホイールによる歯みがきロボット
車体はそれなりに形にはなったかな。後は学生さんにまかせよう。
HRにてN年後の目標
先日、4年生のインターンシップ報告会があり、将来の自分の仕事を少しでも 考える時間ができたと思い、ホームルームにて、 『{1,3,5,10}年後の目標と、そのためにすべきこと』をA4用紙に記入してもらった。
- 1年後:3年で進路変更の人もいるだろうし、4年で進路にむけて真剣に考える時期。
- 3年後:就職した人は1年目、進学なら3年編入直後。
- 5年後:さらに進学した人は大学院、就職した人は3年目で慣れてきたところ。
- 10年後:27才頃。OBと話したりすると、転職するひとや、結婚する人も出てくる年齢。 私自身もこの頃に高専に転職したなぁ…
本当は、20年後も書いてということも考えたけど、自分自身の10年後も語れない気がするので、 今回はやめておく。 10年後はかけないなぁ…とか、色々と『書けない』と言う人も多かったけど、 紙に書くだけでなく、考えるきっかけを作ってほしいのが目的なので、無理強いはしない。
いい時期だと思うので、OBに声をかけて、進学や就職に関係するOB談話の時間を、 HRの中でやってもらおうかと考えていたりする。
2分探索木の生成
先週は2分木の操作のプログラミングであったが、今日は入力データを2分木に追加する処理を 説明する。追記すべき場所を末端まで移動しながら探し、追加する処理は、以下の通り。
int key ; struct Tree* top = NULL ; struct Tree** tail ; for( tail = &top ; (*tail) != NULL ; /*none*/ ) { if ( (*tail)->data == key ) break ; else if ( (*tail->data > key ) tail = &( (*tail)->left ) ; else tail = &( (*tail)->right ) ; } if ( (*tail) == NULL ) (*tail) = tcons( key , NULL , NULL ) ;
この処理の動きを説明した後、データが昇順や降順に与えられると、枝が一方向にのみ 成長し、検索処理が O( N ) になってしまい、本来の O( log N ) にならないことを説明する。 このような場合、枝の途中で、繋ぎ換えを行えば枝の深さが減らせることを説明する。 これを全体に施し、最適化を行う方法として、AVL木を紹介する。
このような2分木の欠点としては、1データあたり2ポインタを必要とし、メモリの 利用効率としては悪いことを説明する。
この説明にあたり、32bit = int 、32bit = pointer で 説明をするが、最近のコンピュータであれば、Over 4GB になれば、32bit では不十分で あることを示し、64bit OS などが普及してきたことを関連情報として説明する。 2^64 = 16 * 1024 * 1024 * 1024 * 1024 * 1024 * 1024 = 16 EB( Exa Byte )
これらのメモリの使用効率を改善して、2分木と同様の左右の枝の概念を持つ方法として、 2分ヒープを紹介する。
歯みがきロボコン画像処理型自律ロボットpart3
歯みがきロボコンに出走させる画像処理による自律ロボットのpart3。 昨年度のロボットは、OpenCVを使って画像処理的には王道みたいなプログラムを書いたけど、 処理が重く移動速度も極めて遅かった。 今年度は、同じくOpenCVを使うけど、基本は画像の3点だけの白黒に注目して、 ライントレース処理を行い、単純な処理で実装させる予定。 また昨年度車体は、車体重心が後輪のキャスターに加わり、駆動輪が空回りしていたので、 この車体は、後輪駆動でパソコンを後輪上に載せ、空回りを防ぐ。
頭の上には、デジタルコンパスを置いて、これで車体の大まかな方向を把握させながら、 動かす予定。当初、パソコン下にコンパスを配置する予定だったけど、駆動モータが近いため、 方向の誤認が激しく、モータから遠いカメラ上に設置とする。 と、言っておきながら、ライントレースプログラムは今から書くんだよぉ~。
手抜きで、ライントレースさせてみた。 ひとまず、画面上の3点に注目すれば、ライントレース動作してくれて、 去年のような遅さは無い。 ただし、白・白でコースからはずれた時の処理が、手抜きなので、 簡単に止まってしまう。明後日のITフォーラムに展示するときまでに、どこまで動いているように見えるようにするのか…それが腕の見せ所。(手抜きコーディング能力ともいう…)
構造体と関数で受け渡し
前回の構造体の説明(基本文法と複合データ)に続いて、第2段。 関数と構造体の説明を行う。
構造体の一括代入
構造体同士の代入文は、要素の一括代入が可能なことを説明する。 この時に、古いC言語(K&R)の文法の話も交えて、古い文法も紹介する。
struct A { char n[10] ; int a ; } ; struct A a[ 10 ] ; struct A b ; // 一括代入の文法を知らないと... strcpy( a[0].n , b.n ) ; a[0].a = b.a ; // ANSI-Cであれば、この書き方ができる。 a[ 0 ] = b ; // K&Rであれば、 memcpy( &a[0] , &b , sizeof( struct A ) ) ;
値渡しとポインタ渡し
前期の説明での、値渡し・ポインタ渡しを説明し、配列は基本ポインタ渡しであることの復習を行う。
// 値渡し void foo( int x ) { x++ ; printf( "%d" , x ) ; } void main() { int a = 123 ; foo( &a ) ; foo( &a ) ; } // ポインタ渡し void foo( int* p ) { (*p)++ ; printf( "%d" , *p ) ; } void main() { int a = 123 ; foo( &a ) ; foo( &a ) ; } // 配列のポインタ渡し void foo( int x[] ) { x[0] = 123 ; x[1] = 234 ; } void main() { int a[ 2 ] ; foo( a ) ; printf( "%d %d" , a[0] , a[1] ) ; }
構造体とポインタ渡し
構造体を使ったプログラムでは、ポインタ渡しが多用される。 下記のように、構造体の中身を触る関数と、利用する関数に分けると、 プログラムで、データ構造の修正が容易になることを説明する。 この後、(*p).name 等を例にとり、型の概念を説明する。 最後に、p->name といったアロー演算子を紹介する。 教科書の中で、式の部分の型を説明してくれているものって少ない!!
struct Person { char name[ 10 ] ; int age ; } ; void read_person( struct Person* p ) { scanf( "%s %d" , (*p).name , &((*p).age) ) ; } void print_person( struct Person* p ) { printf( "%s %d" , (*p).name , (*p).age ) ; } void main() { struct Person data ; for( int i = 0 ; i < 10 ; i++ ) { read_person( &data ) ; print_person( &data ) ; } }
&((*p).age) | 式の部分のそれぞれの型 |
p | struct Personのポインタ |
*p | struct Personの構造体 |
(*p).age | int |
&((*p).age) | intへのポインタ |
Googleドキュメントの実験RGB2YUV
Googleドキュメントを使って公開したときの利便性の実験。 画像処理でのRGB2YUVの表計算を公開すると、便利かな…
インターンシップ報告会
4年の夏休み期間中に実施されたインターンシップ報告会が開催された。 来年インターンシップに参加する3年からも質問が出るなど、積極的な発表でした。