関係データベースの基礎として、SQLの導入について説明を行う。
SQLの導入
SQLの導入として、データ定義言語,データ操作言語,データ制御言語の説明。
- データ定義言語
- CREATE TABLE
CREATE TABLE テーブル名( 要素1 型 , 要素2 型 , ) ;
型としては、integer,float,char/varchar/text,datetime などを紹介する。 ただし、型などの具体的な名称は、データベースにより微妙に違う場合がある。
DROP TABLE
DROP TABLE テーブル ;
- データ操作言語
- INSERT
INSERT INTO テーブル(要素1,要素2,...) VALUES(値1,値2,...) ;
UPDATE
UPDATE テーブル SET 要素=値 WHERE ...
DELETE
DELETE FROM テーブル WHERE ...
SELECT
SELECT 要素 FROM テーブル WHERE ...
- データ制御言語
- GRANT , REVOKE など
関係データベースの数学的基礎
関係データベースは、1970年頃のコッド博士(IBM)の論文から始まる。
A,Bを集合(set)としたとき、A×Bは直積(Cartesian product)とよばれ、A×B={(x,y)|x∈A,y∈B}となる。 この直積の部分集合を関係R(A,B)と呼ぶ。 (x,y)の組は、取り扱う集合の種類によってN項組(タプル)とかレコードと呼ばれる。 実際の取りうる値を定義域(Domain)と呼ぶ。