ホーム » 2004 (ページ 19)
年別アーカイブ: 2004
情報処理技術者試験の1回目
学校の時間割の都合で火曜1限目が空きになった対策としての、 資格試験向けの補講の1回目を実施する。 当初は初級システムアドミニストレータからと思っていたけど、 基本情報処理を受けるという学生さんがいるみたいなので、 半々の時間配分とする。
初級シスアドが、記憶・知識系の問題が多いのに対し、 基本情報処理は、プログラム基礎・応用・論理回路の授業知識で 解ける問題が多いので、基本情報の試験の方が授業に結び付けやすいかな。
どちらにしろ、2つの試験の最初の5問程度を解説する。 基本情報処理から、 コンピュータでの数値表現 といった基本問題の解説。 初級シスアドからは、 メモリの種類やOSの使うメモリ量の計算等。 ISDN からみの設問に対応した雑学としてMODEM,ISDN,ADSL,FTTHといった流れの説明 も行う。
最初の講義。全体の概要説明+構造体(1)
オブジェクト指向の内容としては、電子情報系以外の学生には難しいと思うけど、 去年は最初の年というのもあり、生産システムの殆どの学生が受講した。 しかし、今年は「プログラム嫌いの奴は受講しないように」と前置き。 その前の時点で、1/3程度は受講しない雰囲気。
講義の進め方と評価方法の概略を述べた後、
- OOPの歴史、(構造化プログラミング→Smalltalk→C++,Java)
- 構造体の使い方 FN EI3年プログラム応用の資料を流用 /FN (ただしタグ名→クラス名という表現を用いる)の宣言・参照まで
講義のガイダンスと制御構造の復習
担任クラスの3EIへの今年度最初の講義。 テストの評価方法などの説明の後は、制御構造の復習。
for,while,if,do-while のフローチャートとの対比、 文の定義として、制御文とか複文・空文などの説明後、 2重ループ系のプログラムで、文の範囲、式の実行順序、フローチャート変換、 等の説明。
その後で、break,continue 文法説明と、例による説明で時間切れ。
今年からコンテストを想定したシステム設計演習の時間
以前よりプロコンでの成績の限界が、『夏休み+9月の急ぎ仕事』 が原因であるとの思いから、 今年度よりシステム設計を3単位化し、 前期1コマでプロコン・ロボコン向けの課題作成を行う講義時間を 設けてもらう。実際の応募には学内審査で絞り込みをすることにはなるけども….
学生さんにはロボコンの人気があるみたい。 でもなぁ、その制御コードの泥臭さを見てからにしてほしいんだけどなぁ…
最初の講義
情報構造論の最初の講義として、シラバスの概要を説明。 そのあと(1)プログラムの簡潔さ、(2)処理速度、(3)メモリ量 のトレードオフ関係を説明する。
後半は、去年の授業の復習として、今年度利用頻度の高い 構造体とポインタを説明する。 時間が余ったので、システム設計演習でのレベルアップを狙い、 defineマクロと、enum列挙型の説明を行う。
電子情報15期の担任初日。
今日から再び3年生の担任。この3年間でどういった学生さんが うまれるか、心配&大変さ&期待で、どうなることやら。
ホームルーム
あんまり真面目なトークばかりするつもりも無いけど、担任の最初としても 今後の注意事項を説明する。ケニアからの留学生の紹介をすると、 クラス全体から歓迎ムードいっぱいの拍手であった。 こういう雰囲気はいいですなぁ。
保護者懇談会
学生に配布した資料と同じ資料にて、保護者懇談会で説明を行う。 クラスで保護者の方が来る人は手を上げて…では、2,3名のはずであったが、 15名ほどの保護者の方が参加。以下の説明を行う。 FN 配布資料はこちら /FN
ガッコでNETSKY.Qが発火。
福井高専では、Nimda のウィルス騒ぎ以来、 (a) メールのウィルス除去サーバ経由、 (b) 端末の共通のウィルス対策ソフトの義務化、 によりウィルス被害には、無縁であった。 しかし今日は、朝から学内メールサーバが一時的に不調とか、 変な予兆がおこっていた。その中で、事務部が発信源の変な メールが出始める。どうもウィルス。 しかし、ウィルス除去サーバの「除去したよ」メッセージもついていないし、 メールを見るときも、端末のウィルス除去報告も出ない。
どうも新種が発火したみたい。
この時点で、ウィルス情報の無い新種ウィルスが学内で発火した らしいことが判明。直ちに学外接続を禁止する。 しかし、その後も学内でウィルスつきメールが届く。 自分の端末は、Windows Update をかけているため、 感染症状は無いながらも、不安のなか状況把握。
ウィルス除去サーバのLogを見るが、肝心の中継履歴に発信元IPアドレスが 含まれていない。# 役に立たないのぉ….
しかし対外接続を切っている為、ウィルスデータベースのアップデートや ウィルスの流行情報を把握できない。しかたがないので自宅に帰って、 色々と調べる。
ウィルスの正体を調べる。
自宅でWWWで調べると、どうもNETSKY.Qであることがわかる。 しかし、学校でコピーしておいたファイルを、ウィルスバスターで調べるが ウィルス検知をしてくれない。NETSKY.Qの情報を見ると、3/29 16:00 時点 のパターンファイル840では検知できず、842が必要らしいがそのデータが 配布されていないみたい。しかし、色々作業をしていたら、3/29 19:00 頃に ようやく配布される。新しいデータでウィルス検知を行うと、やっぱり、NETSKY.Q であると判明。 今までは、ウィルスが流行しても学校に届くのは、数日遅れが普通だった。 パターンデータが届く前に発火するという、ある意味貴重な体験であった。
WWWフィルタリング Proxy サーバ SFS
無料のフィルタリングということで、SFS & LB を使ってみる。 これらは Java で作られたソフトで、幅広い OS 上で動くみたい。
SFS は Proxy サーバとして動き、 セルフレーティング(発信者が内容に応じて点数を付ける)されたページを フィルタリングする。これだけでは、抜け穴だらけなので、LBを使う。 LB は、 協会 がレーティングした情報を定期的にダウンロードし、SFS にフィルタリングの 情報を提供するサーバ。
しかし、実際に自宅サーバで使ってみると、LB は大量のデータを保持するた め、スラッシングが発生し処理性能がガタ落ち。 IE であれば、レーティングを見に行く設定も可能であるが、IE 以外の 利用も想定し、Proxy 利用のできる SFS 単体での利用が理想的。 ガッコのサーバなら、SFS & LB を使えるかも。 しかし、セルフレーティングだけでは、使い物にならないので、協会の 公開レーティングサーバを使う運用とする。
Java のインストール
Java SDK 1.3 以上の必要があるので、Java をバージョンアップ。 mpkg-j2sdk を使って、SUN 配布の j2sdk-1_4_2_04-linux-i586.bin を j2sdk1.4_1.4.2.04-0.13_i386.deb に変換し、インストール。 パッケージ化されていると、バージョンアップ時に消すのも簡単。 参照ページ作者の情報に感謝。
SFS のインストール
フィルタリングソフトを使ってみよう より、sfs302lj.tar.gz をダウンロードし、/usr/local/SFS 配下で解凍。 /usr/local/SFS/Jigsaw/scripts/install.sh にて、インストール。 /usr/local/SFS/Jigsaw/scripts/jigsaw.sh のファイル内の、 Java と SFS 本体の PATH を修正。
次に、http://…host…:8141/index.html にアクセスして、サーバのセッティング を修正。といっても管理者パスワードと、上流アクセスに自宅 Proxy サーバを 通すように設定しただけ。
使用感
実際に SFS を経由(Proxyサーバに、http://..host…:8140/ を指定するだけ) してみる。 普通のページは今まで通りだけど、 単語にフィルタリングに該当しそうな物が含まれると、少し遅い。 物によっては10秒近く待たされる場合もある。 ラベルビューロに公開サーバを使っているんだからやむおえない。
yahoo にて、アダルト系に行こうとすると、当然見えない。 「にちゃんねる」を見ようとすると、これまた見えない。 FN 日記自体がフィルタリングされるのは、アホみたいなので、ひらがな書き。 /FN ネタによるけど、にch が全面的に見えないのは、違和感ある。 でも、しかたないだろうな…. ちなみに、みつき君のお気に入りに含まれる、 これ が見れなくなった。なにがまずいのか不思議である。
しばらく動かしていると、netsaint がプロセス数が多い警告を出す。 調べてみると、SFS 関連のプロセスが 184件動作中。 同時接続可能なセッション数だけのプロセスが動いているのかな? どちらにしろ自宅サーバでは「きつい」ことが判明。 ひとまず自宅では運用を停止しよう。 ガッコでは、netsaint の Total Process の閾値を増やす。
でもガッコだと、 えろえろ なのを見る奴は、Proxy なんて使わないんだけどね。 ただし不特定多数の学生が使う端末室あたりを 作る計画もあるらしいので、ひとまず実験だ!
無料のWWWフィルタリングソフト(SFS&LB)
無料のWWWフィルタリングソフトを試してみる。 といっても、まだ動くようにしただけ。 ひとまず、手順記載のページを メモ 。
新しいパソコンでXFree86
新しいパソコンが入荷し、Win2K,Office2K,VC++,J++,VNC,Cygwin…等と 必要そうなソフトをすべて入れる。さすがにこれ全部とパッチあて も含めると、1日仕事。
Windows環境が安定したので、 Linux(Debian/woody) を入れる。 しかし、AMD-K7用チップセット KM400 のグラフィックドライバが、 対応していないため、X Window が起動しない。以前に入れた マシンでも同じチップであったため、予想はしていたけど…
Webで探していると、 最新 KNOPPIX だと問題なしに動くというので、 KNOPPIX を起動し、どういうバージョンが入っているかチェックする。 debian ベースのディストリビューションなので、チェックはお手の物。 どうも、XFree86 4.3.0 が入っている。debian では、unstable 物。 testing を入れると 基本ライブラリ等が入れ換えが多いので、 unstable は、避けていたけど、仕方が無い。
しかし、食わず嫌いはいけないね。testing を入れてそれなりに、 バージョンが上がっていれば、unstable を入れても更新される パッケージは僅かであった。
ということで、今日は演習室用にカスタマイズですな。