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Linux演習 – ファイル操作

Linux演習サーバへの接続

Unix(Linux)は、インターネットでのサーバとして広く活用されている。Linuxを試すには、Windows ならば WSL や Cygwin であったり、Mac でも使える仮想OSの VMware, VirrtualBox を使うこともでる。今回の演習では、全員が同じ環境で使うために、クラウド環境にサーバを準備した。クラウドのunixサーバを利用する場合には、リモートログインのための ssh が一般的である。

一方、教室のWiFi環境では、HTTP,HTTPS の通信しか使えないことから、ssh が通常利用できない。そこで、この演習では、特殊な使い方だが、HTTPS(443) ポートを使う。

$ ssh -p 443 情報処理センターID@演習サーバ
  • 演習サーバの接続方法(学内のみ) – サーバへの攻撃を極力へらすために非公開。
  • パスワード入力時にタイプミスした時は、Ctrl-U で最初から入力のやり直しができる。
  • サーバの設置先の問題で、パスワード入力後20秒ほど待つ必要があるので注意。

ファイル操作の基本

まずは基本操作をしてみよう。ls コマンド(list) は、ディレクトリ内にあるファイルの一覧を表示する。cat コマンド(catalog)は、指定されたファイルの内容を表示する。

s53599xx@nitfcei:~$ ls
helloworld.c  Maildir

s53599xx@nitfcei:~$ ls -l
total 8
-rw-r--r-- 1 s53599xx students   76 Dec 21 14:30 helloworld.c
drwx------ 5 s53599xx students 4096 Dec 21 14:30 Maildir

s53599xx@nitfcei:~$ cat helloworld.c
#include <stdio.h>

int main() {
    printf( "Hello World\n" ) ;
    return 0 ;
}
s53599xx@nitfcei:~$

ファイルをコピーするには cp コマンド(copy)、不要なファイルを消すには rm コマンド(remove)を使う。

s53599xx@nitfcei:~$ cp helloworld.c test.c
s53599xx@nitfcei:~$ ls -l
total 8
-rw-r--r-- 1 s53599xx students   76 Dec 21 14:30 helloworld.c
drwx------ 5 s53599xx students 4096 Dec 21 14:30 Maildir
-rw-r--r-- 1 s53599xx students   76 Dec 21 14:40 test.c
s53599xx@nitfcei:~$ rm test.c
s53599xx@nitfcei:~$ ls -l
total 8
-rw-r--r-- 1 s53599xx students   76 Dec 21 14:30 helloworld.c
drwx------ 5 s53599xx students 4096 Dec 21 14:30 Maildir
s53599xx@nitfcei:~$

ファイル詳細表示の説明

 

ls -l で表示される詳細の内容は以下の通り。

属性 リンク数 所有者 グループ サイズ 日付 ファイル名
rw- r– r– 1 s53599xx students 76 Dec 21 14:30 helloworld.c
d rwx 5 s53599xx students 4096 Dec 21 14:30 Maildir
d -: 通常ファイル, d:ディレクトリ
rw- rwx 所有者が r:読み出し, w:書き込み, -: 権限なし
ファイルなら、x:実行可能
ディレクトリなら、x:ディレクトリに入れる
r – – – – – グループの rwx の属性 r– は 読み込みだけ許可
r – – – – – その他の rwx の属性  — は、読み書き禁止

基本的なファイル操作コマンド一覧

 

操作 Linux Windows
ディレクトリ一覧(list)
ディレクトリ詳細
ls 場所  ※
ls -l 場所
dir /w 場所  ※
dir 場所
※ 省略時はカレントディレクトリ
ファイル表示(catalog) cat 場所 type 場所
ファイルコピー(copy) cp コピー元 コピー先
cp コピー元 コピー先ディレクトリ
copy コピー元 コピー先
ファイル削除(remove) rm 場所 del 場所
ディレクトリ作成(make dir) mkdir 場所 md 場所
ディレクトリ削除(remove dir) rmdir 場所 rmdir 場所
カレントディレクトリ移動
(change directory)
cd 場所 cd 場所
ドライブの場合は
ドライブ名:
所有者を変更(change owner) chown 所有者 場所
グループを変更(change group) chgrp グループ 場所
属性を変更(change mode) chmod 属性 場所 ←属性の書き方

ワイルドカード文字

ls などのコマンドで、複数のファイルを対象とするとき、ワイルドカード文字が使える。

任意の1文字
?
(例)
$ ls
aaa.c  ab.c    abc.c   bcd.c   defgh.c  hij.cxx
$ ls a?.c
ab.c
$ ls ???.c
aaa.c   abc.c   bcd.c
任意の文字
*
(例)
$ ls a*.c
aaa.c ab.c abc.c
$ ls *.cxx
jij.cxx

相対PATHと絶対PATH

ファイルの場所を指定するには、2つの方法がある。

絶対PATHは、木構造の根(ルートディレクトリ / で表す) からの経路のディレクトリ名を”/”で区切って書き連ねる。ルートディレクトリからの場所であることを示すために、先頭を / で始める。住所を /福井県/越前市/宮谷町/斉藤家 と書くようなもの。

相対PATHは、現在注目しているディレクトリ(カレントディレクトリと呼ぶ)からの経路を書く。住所でいうと、/福井県/越前市 に注目している状態で、宮谷町/斉藤家 と書くようなもの。

上記の絵であれば、/home/tsaitoh/helloworld.c を、相対PATHで書く場合、s53599xx の一つ上にさかのぼって場所を指定することもできる。一つ上のディレクトリ(親ディレクトリ).. (ピリオド2つ)

この場合、” $ cat ../tsaitoh/helloworld.c ” の様な相対PATHでもアクセスできる。

カレントディレクトリ自身を表す場合は、. (ピリオド1つ)を使う。

/home/s53599xx/helloworld.c の場所は、” $ cat ./helloworld.c ” と書くこともできる。

CTF風に演習

ここで、ディレクトリの場所の書き方が理解できたかを練習してみよう。

/home0/Challenge/1-CTF.d の下にフォルダがいくつかあり、その中にさらにファイルがある。このファイルの中には、FLAG{なんとか} と書いた部分がある。この「なんとか」の部分を速く見つけ出して答えよう。

上記フォルダには、5つの問題 Task1 , Task2 , Task3 , Task4 , Task5 がある。

Task2 , Task3 では、以下のコマンドを使う。(ヒントはTaskフォルダの0ReadMeを読め)

操作 Linux
ページャで表示(空白で次のページ,qで停止) more ファイルの場所
元に戻れるページャ(less) less ファイルの場所
多機能ページャ(文字コード判別) lv ファイルの場所
漢字コード変換 nkf ファイルの場所
nkf -j ファイル JISコードで表示
nkf -s ファイル Shift-JISコードで表示(Windows)
nkf -e ファイル EUCコードで表示
nkf -w ファイル UTF-8 で表示(Mac,Linux)

Task4 , Task5 には、難易度をあげるためのトリックがしかけてある。(ヒント 0ReadMe)

授業内レポート

  1. 自分でみつけられたフラグを以下の様に答えよ。(できた所までで良い)
    Task1 = FLAG{なんとか}
    Task2 = …
  2. Task1 で答えを見つけるまでに実行したコマンドとその途中結果を簡単にまとめよ。
    できれば、実行したコマンドを、相対PATH形式、絶対PATH形式で答えよ。
    $ cd /home0/Challenge/1-CTF.d/Task1
    $ ls
    0ReadMe  brain  concussion  persons

history コマンドは、過去に実行したコマンドを表示してくれる。