式の構文木と評価
2分木の応用ということで、2項演算子の構文木と、意思決定木の説明を行う。また、これらを用いてコンパイラを作るための知識を解説する。
2項演算と構文木
演算子を含む式が与えられたとして、それを保存する場合、演算式の2分木で扱うと都合が良い。
+ / \ 1 * / \ 2 3
演算子の木のノードで、末端は数値であることに注目し、右枝・左枝がNULLなら数値(data部にはその数値)、それ以外は演算子(data部には演算子の文字コード)として扱うとして…
(さらに…)
専攻科実験・コンパイラと関数電卓プログラム作成
- コンパイラの技術と関数電卓プログラム(1)
- 課題
- 複数桁の数字が使えること。
- 式中に空白が使えること。
- 何らかの演算子を追加すること。
- (例) %,単項演算子のマイナスなど
- 演算子が左結合か右結合か確認すること。
- オプション課題
- 変数が使えること。
(変数名は1文字のA-Zといったもので良い)
- 変数が使えること。
- レポート内容
- コンパイラ技術の概要、課題(1)の説明・ソース・動作検証、考察
- 課題
- コンパイラの技術と関数電卓プログラム(2)
- 課題
- 基本的に、lex+yaccで(1)と同様の課題完成を目指す。
- レポート内容
- lex,yaccの概要、課題(2)の説明・ソース・動作検証、考察
- 課題