止まって考えよう(Stop To Think!)
教職員向けのネットワーク利用犯罪の防止に関する講習会ということで、鯖江警察署の方に来ていただいて、高校生などで問題となるネットワーク利用犯罪について、事例動画などを交えた内容であった。
お話の方は興味深い内容であったがそれは自分の専門領域。気になったのは、英語力のないが故に動画のタイトル”Stop To think!”って「考えるのをやめる?/止まって考えよう」の方が気になった。ひとまずGoogle翻訳してみると「考えるのを止めます」ってダメな方の訳が表示されるぞ…。んでさらにググってみた。考えるのを止めるは”Stop Thinking!”とな。
アクティブラーニングとリーダーシップ教育
9月6日に、福井高専にて開催された、福井県大学連携プロジェクト・Fレックスの研修会に参加し、「アクティブラーニングとリーダーシップ教育」の講演およびワークショップに参加しました。
アクティブラーニング型リーダーシップ教育(Business Leadership Program) では、学生のリーダーシップ能力の向上を目指し、講義参加者への課題として問題解決型の討論のなか、TAがそのサポートを行う。このワークショップでは、その特徴的な方式として質問会議形式で行われた。
質問会議形式
問題解決と学習の促進には質問力が重要ということで、「質問会議形式」では参加者とコーチで進められるが、参加者は基本的に質問とその返答だけで会議をすすめる。また、一方的な意見とならないように、質問されていないのに意見を言ってはいけない。コーチ(今回は講師の研究室のゼミ員)は、問題解決には参加せず会議の運営を仕切る。
質問会議はコーチの指示の元、以下の流れで行われる。
- 初回の問題の提示
- それに沿った参加者によるQ&A
- 問題の再定義
- 再定義するためのQ&A
- 行動計画
- 参加者がこの中でどういう目標を持って議論するのか目標を設定
- 振り返り
この質問形式の良い点は、
- 単純な意見交換方式だと、意見対立時に角が立つ
- だからこそ上司と部下といった関係でも、格差のない意見交換がすすむ。
最初の問題の提示とそのQ&Aの討論の後には、コーチより
- この会議の雰囲気にスコアをつけると何点か?
- この会議をさらに良くするためには何が必要か?
といった問いかけが行われる。これにより傍観者的な非協力な雰囲気の参加者を、改めて議論に引きずり出す効果を生むことから、全員参加の討論にすることができ、興味深い方法と感じた。