創造工学テーマ検討
例年通り、創造工学が始まった。 昨年度は授業アンケートで、「教員の点数稼ぎにつきあわすんじゃない!」などと記入する 学生もいたし、今年度はテーマ決めの段階でも
- この授業は技術ニーズや仕組みを理解して、新しいアイディアを考え発表する
- そのアイディアの中で自分たちの技術で可能な範囲で実際にもの作りを行って 最終成果を発表する
を実践するのが目標であり、プロコン応募は単なる目標や締切設定にすぎないことを明言する。
携帯のお財布機能利用者5%?
実際に作るアイディアの導入として、既存技術の説明を色々と行う。 その中で、RFIDの応用として「おさいふ携帯使ってるでしょ?」と聞いたら、 43人中たったの2名。予想外に利用者が少ない。 (個人的には1/3程度の普及はしてると思ってた。)
個人的には、70%ほどが最近の3G携帯系でそのほとんどがお財布対応と、 裏付けの無い予想を抱いており、その感触からすれば5%の利用率は、異様に低い。 学生さんに聞いてみると、携帯からチャージする振り込み元の銀行やカードを 持っていないことが原因のようである。
この結果からすると、銀行やカード会社は、親に利用額や支払先をその都度レポート する契約を組み込んだカードを作ると、子供に普及し電子マネー普及に貢献できると 思うのだが….やはり技術的・超過支払の制御の面で難しいネタが潜んでいるんだろう。