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年別アーカイブ: 2004
応用例で型の概念を強調+演習続き
後半に先週の課題の時間をのこしつつ、前半で型の概念を説明。
型を意識させるために
1桁文字と+ーだけの式を表す文字列から、数値に変換する関数を示し、 このプログラムの動作試験をするための関数呼び出しの間違った例を 示し、なぜ違うのかを解説する。
セキュリティ意識のアンケート3EI版
昨日4年に聞いたアンケートを、3年でも実施。
- パソコンをもっている人、35人
- パソコンがネットにつながる人、26人
- WindowsUpdate をきちんと実行している人、13人
- ウィルス対策ソフトを使っている人、13人
- ウィルスデータの更新をしている人、10人
- 感染の経験のある人、19人
- Winny を使ったことのある人、8人
電気4年プロコン学内審査、参戦。
昨年度までに、2年連続でプロコンに協力してくれていた4Eの 学生さんが、『ロボコン難しそうなのでプロコンやりたい!』と 伝えて来た。たぶん実力的には、4EI 全員よりはウデのある 学生さん。もう1名もグラフ電卓と外部センサーをつなぐ応用 を趣味でやってたりするから、こちらも即戦力。
システム設計(演習)で、4EIの学生さんをプロコンに学内審査で 優秀なものを実際に応募させようと計画しているけど、 プロコン=電子情報という図式で独占 している訳ではないので、学内審査用資料を同列に作って もらうことになりそう。
具体的なテーマは決めていない様だけど、 実力のありそうな学生さんだし、 『指導教官は斉藤先生で…』と言われると、 多少4EI学生を裏切る気分もするが、 協力しない訳にはいかないなぁ。 今から他学科だけど、卒研に青田買いしちゃおかな。
応募締切はあわただしくなりそう。
プロコン・ロボコンの応募書類を作る作業は、5/31締切りで、5/28には送付となる と、 今週(明日)と、来週(しかも直前)なので、てんてこまい。
セキュリティ意識+malloc続き。
授業前の昼飯時に、5年学生が「パソコンおかしくなったので直せませんか?」と 言ってくる。聞くと、ISDN経由でプロバイダ接続していて、
- ウィルス対策ソフトなし、
- WindowsUpdate してない、
- ウィルス感染はメールだけかと思ってた…
という状況らしい。たぶん、何らかのウィルスは喰ってそうな雰囲気。 単発の無料ウィルス除去ソフトと、ウィルスバスター体験版をコピーしてあげる。
セキュリティの実態
あまりにもセキュリティ意識が低いので、情報構造論の授業中に、実態調査。 クラス40名中、以下のような状況であった。
- PC所有者、27名
- そのうちWindowsUpdateしている人、13名
- ウィルス対策ソフトを入れている人、10名
- ウィルス対策ソフトのUpdateをちゃんとしている人、6名
- ウィルス感染経験者、7名
- Winnyを使ったことの有る人、7名
Winnyについては、きんたま注意と、暗号解読されてつかまるぞ!注意を行う。
malloc の続き
malloc 関数の使い方の続きとして、可変長配列としての使い方と、 配列サイズが一切予測できない時の、2倍配列をmallocでコピーするテクニックの例 を示す。 ヒープはプロセス終了時に消えること、メモリーリークなどの説明、Java等では freeの扱いが楽なこと(ガベージコレクタまで言及せず)を説明する。
日記システム(hns) BLOG を使うための記録
講義記録等を日記システムで残しているけど、 同じようなことをやってみたいという方のために、 設定の記録を残す。
C,C++で隠蔽化の導入課題
先週までのクラス化による手続き隠蔽/データ隠蔽の話の演習として、 来週は以下のテーマの演習を行うことをPRし、その導入部のプログラムを 示す。導入部の説明中に、コンストラクタを使った例を追加説明。 FN さらに、補足説明としてデストラクタや、C++の演算子オーバーライトの例も示す。 /FN
- 複素数をテーマとして、実部・虚部および絶対値・偏角のデータ構造で、 複素数データの加減乗除のプログラムをC,C++にて作成。 一部のJava等を使っている学生向けに、C++の替わりにJavaでもOKとする。
最近のページの作り方
最近では授業や卒業研究で、講義録をこの日記で残したり、指導用のサンプル データを簡単にページにまとめ、 簡単な説明後に後はページを『見ておくこと!』という指導が増えている。
その際のページ作りは、以前ならカテゴリ別にディレクトリを分けていた。 しかし最近は、サブカテゴリ的な分類をしておくと、ディレクトリ構造の メンテナンスが大変となっていた。
おかげで、最近は日記形式の記録の残し方をそのまま踏襲し、 大まかなカテゴリのディレクトリを作り、 その中に年度別ディレクトリを作り、その中に yyyy-mm-dd-説明.拡張子 形式で保存している。新鮮なナマ物である WWW データを、 次々と記録に残すには、この方が簡単である。 そして『年度+日付ファイル』のページに、日記からリンクを張っておく。 適当に情報が溜ったら、カテゴリディレクトリ内に『作り置きページ』を 総括したページを新たに設ける。
卒研でIEEE1394ビデオを使うための設定(その3)
IEEE1394 ビデオの動作確認 FFmpeg 等を入れて実験をする。
≪FFmpegのコンパイルで必要となったパッケージ≫ # apt-get install libsdl1.2-dev/testing libncurses5-dev/testing libasound2-dev/testing aalib1-dev/testing alsa-headers/testing $ wget http://...../...../ffmpeg-0.4.8.tar.gz $ tar zxvf ffmpeg-0.4.8.tar.gz $ cd ffmpeg-.4.8 $ ./configure ; make ; make install ≪FFmpeg の動作実験≫ # ffmpeg -dv1394 -s 320x240 -vd /dev/dv1394 /tmp/test.mpg であれば、エラーも出ずにプログラムは起動するが、 test.mpg が生成されずに止まったまま。
libcam1394を試す。
libcam1394を試してみよう。
卒研でIEEE1394ビデオを使うための設定(その2)
うーん、IEEE1394ビデオ。うまく動かない。ひとまず必要そうで入れたパッケージ。
≪必要そうで入れたパッケージ≫ # apt-get install nasm/testing libdv-bin/testing libdv2/testing libdvb-dev/testing libavc1394-0/testing libavc1394-dev/testing libdc1394/testing libraw1394-5/testing libraw1394-dev/testing ≪デバイスモジュールの認識≫ # modprobe ieee1394dv # modprobe ieee1394 # modprobe dv1394 # modprobe video1394 # modprobe ohci1394 # modprobe raw1394 ≪デバイスの作成≫ # /dev/MAKEDEV raw1394 # mknod -m 666 /dev/dv1394 c 171 32 # rm -f /dev/video1394 # mknod -m 666 /dev/video1394a c 171 16 # mknod -m 666 /dev/video1394b c 171 17 # ln -s /dev/video1394a /dev/video1394 ≪どれもうまく動くぜ。≫ ≪だけど肝心のxawtvあたりが動かない≫ # xawtv -c /dev/video1394
数値文字変換の課題
先週の10進文字列を数値に直すatoi, 数値を10進文字に変換するitoaを 2進、8進、16進に変換するようにプログラムを直す課題。 2,8,16は任意で選択とする。 基数の自動判別や浮動小数データなどのオプショナルな テーマに取り組む学生が多く出ることを期待。
レポートでは、テクニック・説明・極どいデータでの挙動確認、 自分のプログラムの限界の考察などに取り組むことを、強調する。