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Chromebookが届く
先日導入を悩んでいたChromebookが届いた。余計な機能も無いし、 サックサク。キー入力も設定の中に検索,Controlキーの変更もあり 使い勝手の悪さの第一ハードルはなくなった。
しかしちょいと慣れだすと、無意識にカーソル移動にCtrl-Nとかの emacsキーバインドで操作して、その度にウィンドウが開いて、軽くイライラ。
でも、これなら、学生さんがレポートとかでGoogle Docsにはなるけど、 慣れちゃえばこれでパソコン仕事は十分とも思えてくる。 ネットワークが繋がらないところでどの程度使えるのかがカギかな。
プログラミング環境が無いし、どの程度で演習に使えるかと思ったけど、 Ctrl+Alt+Tで"chrome-OS"のshellに抜けることができる。 機能の中にはssh接続もあるし、これでサーバに接続すればなんでもアリじゃん…。 と思ったのだが、ssh経由でサーバにつないでemacs使ってプログラム編集をしようとしたら、 相変わらずCtrl-Nでウィンドウ開くわ、カーソル操作でもエスケープシーケンスの問題なのか反応がおかしくなる。
個人的には、じゃあ vi でいいじゃん…と思うけど、学生さんにはなぁ…
使い勝手の実験ということで、会議の議事録をChromebookで頑張ってみた。 入力速度や漢字入力の操作性では、問題は無かったけど、 ChromeブラウザでのEvernote Web版(Beta)を使ったのがマズかったかな。 範囲指定して、文字装飾かけると、文字が消えてしまう…(x_x;; Ctrl-Zで復活させると装飾がかかって復活してくれるけど…. 古いWeb版にしても、装飾かけると文字が消えるのは、相変わらずか…ダメじゃん。
2014年11月23日(第399回)
学生さんがテスト期間中につき、教員による収録でお送りしました。
- まるよし Train Pops ~ 国語と遊ぼう! 第80便 「童謡の歌詞」
- 高専の文系教科について
- 教員から見た研修旅行
- 高専ロボコン、囲碁・将棋部の活躍について
担当:中村先生、長水先生、原口先生、手嶋先生
情報処理演習室HUBが爆音
今朝、演習室に入ったら、「ぐぉ〜ん」という音が部屋中に響いている。 今までの経験で、HDDとかの異音はもう少し音が高音域だし、 サーバからの悲鳴のメールは飛んでいないので、改めて音の方向に行くと、 EthernetのGiga-SW-HUBが音を出している。
16ポートの排熱FAN付きなので、排熱FANのベアリングが壊れたとしか 思えない。修理も考えるけど、8ポートのGiga-HUBが5000円程のご時世だし、 8ポートの購入することにした。
ほぼ同型の現行後継機種のHUBもあるけど、大型だけあって、 排熱FANがついている様子なので、FANナシ8ポート2個で、 設置形態も適当にやりくりすれば、利便性もあがるだろう…
トラブルが起こる時は、続くもんだ…
自室の"Drobo S"(異なるサイズのHDDで特殊なRAID化できるHDD-NAS)の1個が故障。 HDDが故障のメールを吐いて、空き領域を使って残り4個で冗長化するための再構築処理が始まった。 発注したHDDが届いたら、故障HDDを取り除いて差し替えるだけなので、復旧は極めて簡単(の予定)。
2014年11月16日(第398回)
- まるよし Train Pops ~ 国語と遊ぼう! 第79便 「童謡の歌詞」
- 中間テスト対策
- 第6回クラシックコンサートについて
- 遠足の話 その3
担当:松島(3C)、山田(1B・MC)、川崎(1EI)、島脇(1B)、西(教員)
ビューテーブル
先週が演習課題で、未完成な人も多いので、前半講義、後半演習とする。
ビューテーブル
データベースでプログラムを作る場合、3層スキーマ構成で考えることが多い。 概念スキーマ、内部スキーマ、外部スキーマ。 ビューテーブルは、外部スキーマに相当する。
使い方としては、元々複数のテーブルで扱われているデータを、 あたかも合成したテーブルがあるかのように扱えるもの。
((成績データベースを例に...)) [成2] こういうシンプルな表だと分かりやすい 名前 |科目|担当|点数 Aさん|DB|斉藤| 65 Bさん|電磁|高久| 73 Cさん|DB|斉藤| 45 でも修正不整合などを防ぐには... [成] 名前 |科ID|点数 Aさん|1000| 65 Bさん|1020| 73 Cさん|1000| 45 [担] 科ID|科目|担当 1000|DB|斉藤 1020|電磁|高久 create view 成2 (名前,科目,担当,点数) as select 成.名前, 担.科目, 担.担当, 成.点数 from 成, 担 where 成.科ID = 担.科ID ;
データベース組込み言語
データベースの処理のプログラムを実際に記述する場合、C言語などで扱う場合は、 特殊なSQL埋め込み用の機能を用いて記述する場合が多い。 select文などを埋め込むと、各要素を処理するためのループ命令が作られ、 カーソルという概念で1件づつの処理を繰り返してくれる。
SQLの埋め込みなどの機能でプログラム言語と整合性の高いものは、 COBOLが一番有名。しかし、COBOL自体は歴史の長い言語であり、 最近の金融系では、COBOLプログラマが定年でプログラムを改良できる技術者不足などが原因の トラブルが多いことも雑談として説明しておく。
2014年11月9日(第397回)
- まるよし Train Pops ~ 国語と遊ぼう! 第78便 「清少納言」
- 研修旅行について
- 遠足の話 その2
担当:松島(3C)、田嶋(2C)、植村(1E)、島脇(1B)、西(教員)
データベースの話をする予定だったけど…
情報構造論は、先日のB木の説明をした所なので、 データベースの一般的な話をする予定だったが…
Webサービスとデータベースと負荷分散
でも、一般的なWebシステムでの負荷分散の話を知ってて 欲しかったので、 (1)大量のユーザの相手を負荷分散で処理するWebサーバ、 (2)そのWebサーバの裏でデータベースの処理をする スレーブ・データベース・サーバ、 (3)そのスレーブサーバの中核となるマスターデータベースサーバ の3段構成となっていることなどを説明する。
また、こういったWebシステムでは、早急なサービス提供開始が 必要となるから、安価なLAMP(Linux+Apache+MySQL+PHP)の コンピュータシステムで実現することが多いことを説明する。
LAMPシステムでサービスを開始すると、サービス提供の最初であったり、 システムが話題になったりと、インターネットでの情報によって、 サービス利用者は増減する。しかし、利用者が増えてサービス性能が 低下するのを防ぐ場合には、コンピュータの増設が必要となる。
仮想コンピュータ
しかし、物理的なコンピュータの増設は、管理の手間や導入費用、 さらに利用者が減った際に、遊休のコンピュータができるなど、 問題も多い。そこで、最近のコンピュータは1台の中に、 複数のCPUを持っていることから、仮想サーバ機能で、 必要な時に必要な量のコンピュータを一時的に借りるなどの 方法が取られる。
この際に、出来上がったソフトウェアを借りる(SaaS)、 プログラムを動かす基盤を借りる(PaaS)、 仮想コンピュータのCPU,MEM,HDD,NETを借りる(IaaS)などの 方式がある。
様々なプログラム言語
このWebサービスを動かすにあたり、 サーバ側であれば、PHPやPerlといったプログラム言語が使われたり、 Java等が使われる。そのデータ処理で、SQLなどの言語も使われる。
一方でクライアント側では、昔であれば静的なHTMLページを 記述したけど、ページ遷移は全画面同時に起こるため、 操作性が悪い。このため、以前であれば Java が使われた。 しかし、Java はブラウザの中の特定枠の中で動かされ、 ブラウザと連携するのは困難であった。そのため、JavaScriptなどが 開発され、画面の必要な部分だけ通信しながら処理を行う AJAX技術が発達してきた。それに合わせ、HTML5や画面レイアウト の記述であるCSSなどの考え方も重要となってきた。 そうすると、CSS,JavaScript,HTMLなどを自分で組合せて記述するのは 大変なので、jQueryなどのライブラリが普及してきた….