SQLの最初

関係データベースの導入説明が終わったので、実際のSQLの説明。

create user

データベースを扱う際の create user 文は、DDL(Data Definition Language)で行う。

CREATE USER ユーザ名
    IDENTIFIED BY "パスワード"

grant

テーブルに対する権限を与える命令。

GRANT システム権限 TO ユーザ名
    データベースシステム全体に関わる権限をユーザに与える。
    (例) GRANT execute ON admin.my_package TO saitoh
GRANT オブジェクト権限 ON オブジェクト名 TO ユーザ名
    作られたテーブルなどのオブジェクトに関する権限を与える。
    (例) GRANT select,update,delete,insert ON admin.my_table TO saitoh
REVOKE オブジェクト権限 ON オブジェクト名 TO ユーザ名
    オブジェクトへの権限を剥奪する。

create table

実際にテーブルを宣言する命令。構造体の宣言みたいなものと捉えると分かりやすい。

CREATE TABLE テーブル名
    ( 要素名1  型 , 要素名2 型 ... ) ; 
PRIMARY KEY 制約
    型の後ろに"PRIMARY KEY"をつける、
    もしくは、要素列の最後に、PRIMARY KEY(要素名,...)をつける。
    これによりKEYに指定した物は、重複した値を格納できない。
型には、以下の様なものがある。(Oracle)
    CHAR( size)  : 固定長文字列 / NCHAR国際文字
    VARCHAR2( size ) : 可変長文字列 / NVARCHAR2...
    NUMBER(桁) :指定 桁数を扱える数
    BINARY_FLOAT / BINARY_DOUBLE : 浮動小数点(float / double)
    DATE : 日付(年月日時分秒)
SQLiteでの型
    INTEGER : int型
    REAL : float/double型
    TEXT : 可変長文字列型
    BLOB : 大きいバイナリデータ
DROP TABLE テーブル名
    テーブルを削除する命令

insert,update,delete

指定したテーブルに新しいデータを登録,更新,削除する命令

INSERT INTO テーブル名 ( 要素名,... ) VALUES ( 値,... ) ;
    要素に対応する値をそれぞれ代入する。

UPDATE テーブル名 SET 要素名=値 WHERE 条件
    指定した条件の列の値を更新する。

DELETE FROM テーブル名 WHERE 条件
    指定した条件の列を削除する。

select

データ問い合わせは、select文を用いる、 select文は、(1)必要なカラムを指定する射影、(2)指定条件にあうレコードを指定する選択、 (3)複数のテーブルの直積を処理する結合から構成される。

SELECT 射影 FROM 結合 WHERE 選択
    (例) SELECT S.業者番号 FROM S WHERE S.優良度 > 30 ;
 

2015年12月

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このページは、T-Saitohが2015年10月13日 08:11に書いたブログ記事です。

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